NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/19


額スカシ 鉄仙 白 Gakusukashi Tessen Shiro 

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 日本で生まれた扇子の歴史は古く、平安時代初期まで遡る。その形状は次第に変化し、雅やかな身の回り品として宮中女子に間に広がっていったという。
 鎌倉時代には中国へ渡り、逆輸入された扇子だが、平安時代より扇のほとんどは京都で生産されてきた。現在でも京扇子は職人による手仕事で造り上げられている。
 京扇子の模様のひとつに、「額スカシ」というものがある。全体に透かしをほどこし、白い鉄仙が浮かび上がる模様はとても清涼感がある。
 額スカシはとても手の込んだ作品で、薄く漉いた和紙を手彫りし、絹の紗を貼り合わせ、さらに手描きで彩色するのだという。
 伝統美と品格ある京扇子に、職人の熟練の技が光る。
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2007/10/12


エビラ沢の滝 Ebira-zawa-no-taki 

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 エビラ沢の滝(えびらざわのたき)は、神奈川県相模原市津久井町青根にある落差15mの滝である。やまなみ五湖・水のある風景36選のひとつに選ばれている。
 エビラ沢は神ノ川支流にあり、滝は林道の脇にすぐ見つけることが出来る。
 素直な直瀑の滝で、水は非常に澄んでいて、透明度は抜群である。
 黒く光る岩肌を流れ落ちる水音は迫力があり、あまり高くはないが、水量が多く立派な姿を誇る。
 緑の玉を抱いて観音経を唱えながら滝に打たれていると、玉の中に御霊が入ったという、不思議な言い伝えが残されている。
 現在は、滝の前にベンチやあずまやなどが設置された園地があり、展望用のウッドデッキも整備されている。
 エビラ沢の滝は、誰でも気軽に見ることが出来る憩いの滝である。
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2007/10/4


浮島海岸 Futou-kaigan Futo Coast

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 浮島海岸(ふとうかいがん)は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科にある、延長900mほどの海岸である。
 伊豆有数のダイビングスポットであり、透明度は高く環境がよい。また、海水浴場の裏側には、干潮時に塩溜まりができるポイントがあり、磯遊びや観察が楽しめる。
 近くには堂ヶ島や恋人岬などの見所もあり、マリンスポーツのメッカとなっている。
 知る人ぞ知る、海の沈む夕日の大変美しい絶景スポットとしても有名で、美しく光る海と入りくんだ海岸線、いくつもの奇岩に包まれた、磯釣りの穴場でもある。
 また、灯明ケ崎遊歩道は、浮島海岸の北端から絶壁や奇岩の海岸線沿いに田子まで約1時間の散策が楽しめ、途中には磯特有の草花が群落している。
 浮島海岸は、雄大な自然と海に恵まれた景勝地である。
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2007/7/26


長須賀海岸 Nagasuka-kaigan 

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 遠洋・沖合漁業で活気あふれる港町・南三陸。宮城県本吉郡にあるこの地はリアス式の海岸美で知られ、多くの海水浴場がある。長須賀海岸(ながすかかいがん)もそのひとつで、志津川湾に張り出した柏崎半島の湾側にある、景観の素晴らしい海岸である。
 長さ2キロメートルの白い砂浜は、穏やかで遠浅。水の透明度は他にないほどで、海水浴も充分に楽しめる。白い砂浜と青い海のコントラストが大変美しく、夏には海水浴を楽しむ家族連れで賑うという。
 複雑に入り組んだリアス式海岸・長須賀海岸は船釣りや磯釣りも盛ん。初夏のタナゴを始めとしてアイナメやクロソイ、ハゼなど様々な魚の引きが楽しめる。
 バードウォッチングのメッカとしても有名で、12月頃にはアオジやムクドリ、トビなどの愛らしい姿を観察することができるという。
 長須賀海岸は、大切に命の環境を守り育てていきたい、「母なる海」である。
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2007/7/5


女神の滝 Megami-no-taki 

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 女神の滝(めがみのたき)は、北海道中川郡美深町にある名瀑。
 美深町から国道40号線~道道49号線に進み、美深松山峠手前から入る。雨霧の滝の駐車帯に女神の滝への案内標識があり、標識に沿って約200m進むと見えてくる小さな滝が「女神の滝」の下流。さらに進むと柱状節理岩という、鉛筆を横にして重ねたような
不思議な岩の上を流れる上流にたどり着く。
 この女神の滝は、上部にうねりのある段差が続いており、節理の岩の上を滝となって流れている。まるで石段のように規則正しく岩が並んでいる様は一風変わった景観である。
 うっそうとした山の中にひっそりと佇む滝の姿は神秘的。清流は透明度の高い綺麗な水で、飛沫を上げながらカーテンのように流れ落ちる様子は幽玄の美をかもし出している。
 この滝には女神が住んでいるという伝説があるのも頷けるような、冷たく清らかに澄んでいる滝である。
 
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2007/6/29


後志利別川 Shiribeshi-tobetsu-gawa 

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 後志利別川(しりべしとしべつがわ)は、北海道の長万部岳の西部を源とし、美利河ダムを経て檜山支庁管内を流れ、瀬棚町から日本海へ流れる後志利別川の本流である。流域面積は720平方km、流路延長80km。
 後志利別川の名は、同じ北海道十勝支庁の利別川と区別するために「後志」を冠したものである。
 後志利別川は日本有数の清流河川で、道南唯一の一級河川である。川底の石がはっきりと分かるほどの透明度を誇り、建設省による昭和六二年からの調査でも5回清流日本一になっているという。
 流域一帯は土壌が肥沃なうえ、気候も温暖なため、明治以来農耕地として発達し、檜山管内随一の穀倉地帯が形成された。
 後志利別川は釣りのメッカとしても有名で、初冬には鱒(ます)釣りを楽しむ釣り人たちで賑う。
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2007/6/27


蔦七沼 Tsuta-nana-numa 

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 蔦七沼(つたななぬま)は、青森県十和田市奥瀬に広がる7つの沼の総称である。
 蔦温泉北側の蔦野鳥の森と呼ばれる林の中に点在しており、この周囲にある蔦沼・鏡沼・月沼・長沼・菅沼・瓢箪沼・赤沼の7つを合わせて蔦七沼という。
 ブナの原生林の中、これらを巡る遊歩道が整備されている。
 赤沼を除く6つの沼は蔦野鳥のの森中にあり、全てが遊歩道「沼めぐりの小路」で結ばれている他、バードウォッチャーのために「野鳥の小路」が併設されている。
 特に赤沼の透明度は18mで、神秘的な景観を覗かせる。ここには悲しい伝説も残されており、静寂とした水辺の小径を歩くにつれ、悠久のロマンに浸る事ができる。
 蔦七沼は、年間を通して様々な野鳥や渡り鳥が飛来し、優しい自然の景観に出会える、美しい景勝地である。
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2007/6/22


摩周岳 Masyuu-dake Mt. Mashudake

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 北海道東部、阿寒国立公園内にある摩周湖。歌でも有名なこの湖は、およそ7000年前の巨大噴火により誕生したカルデラ湖だ。
 その摩周湖の外輪を形成する外輪山の一角が「神の山」の意を表す「カムイヌプリ」摩周岳だ。
 日本でもトップクラスの透明度の高さを持つ湖から臨めば、外輪山の中でも頭一つ抜け出した山を見て取ることが出来る。
 標高は858m。登山の入り口は湖畔の第一展望台にあり、その頂まで、摩周湖外輪の尾根伝いを歩いていく。
 途中では木々が折り重なるようにして出来たトンネルや高山植物、そして時々その視界に現われては消える青く澄んだ摩周湖を望みながら、穏やかな道をハイキング気分で、ゆったりと楽しみつつ進んでいくことが出来る。
 歌にもあるように霧でも有名なところで、そんな日に目指す頂への道程もまた楽しいものだ。
 眼下に見える霧に煙る摩周湖と、その中央に見え隠れするカムイシュ島の絶景は、神がもたらしてくれた賜物なのかもしれない。
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