NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/29

愛媛 竹工芸 Ehime Chiku-kougei Iyo Bamboo Craft

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 良質な竹が育つ愛媛県。その竹を使った竹工芸は使い込むほどに味わい深くなるのが特徴だ。
 伊予の竹細工の始まりは千四百年あまりも昔にまで遡る。聖徳太子が道後温泉に来遊の際、竹林の多さを見て土地の者たちに篭の編み方を伝授したのがきっかけだと言われている。以来、奈良、鎌倉、室町時代へ伝わり、藩政時代には茶の湯の道具・花を活ける花器として発達をとげた。
 竹細工の手作りは手間がかかる。伐り出した竹材を水にさらし、表皮の汚れを除き、薬物などを使って油を抜く、ヒゴ割りして漂白したり染色をする。磨きをかけて手編みする。日本人の細やかな感性が最も活かされている工芸品だ。
 今、創作意欲の旺盛な職人の間では、室内インテリアやファッションの分野にかけて新製品の開発が意欲的に進められているという。

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住所
愛媛県伊予市
連絡先
愛媛県物産協会
電話
089-951-5711




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