NIPPON Kichi - 日本吉

記事数2件: 1~2 件表示          

2008/9/1


輪王寺(四本竜寺) 三重塔 Rinnou-ji(Shihonryuu-ji) Sanjuu-no-tou 

Jp

 日光山草創の地である四本龍寺(しほんりゅうじ)の境内に残っている三重塔。
 「日光山縁起絵巻」や「日光山古地図」などの絵図記録にその姿が残っており、推察では大同二(807)年創建とされている。貞享元(1684)年の大火により焼失。現在の塔は貞享二(1685)年に再建されたものである。
 高さ18.2メートルで、板が素材のとち葺で、やわらかく清々しい。初層の中備えには蟇股(かえるまた)がほどこされ、十二支を刻んでいる。内部は、四天柱、来迎柱、仏壇があり釈迦如来を安置している。
 昭和四八(1973)年に国指定重要文化財に指定されている。また、塔を含め輪王寺は「日光の社寺」群として平成一一(1999)年に世界遺産に登録されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/4/25


倉敷はりこ Kurashiki-hariko 

Jp

 倉敷はりこ(くらしきはりこ)は、岡山県倉敷市に伝わる民芸品である。県の伝統工芸品に指定されている。
 明治二(1869)年、雛人形や武者人形を作っていた職人である生水多十郎(おみずたじゅうろう)が、男の子の誕生を喜び張り子の虎を創作した。それが評判となり、節句の飾り物として使われるようになったという。これが、「倉敷はりこ」の始まりとされている。現在は、4代目の生水幹一(おみずかんいち)が、その伝統を守っている。
 はりこは、木の型を作り、それに和紙を何枚も張り合わせて乾燥させ、固まった紙を型から外して色付けされているのが特徴。
 素朴さが身上で、おどけたユーモラスな顔がかわいい。品物も、鬼・天狗・おかめ・ひょっとこ・素隠居(すいんきょ)の面・首振虎・十二支など、豊富な種類を誇る。
 倉敷はりこは、素朴さの中に郷土色が息づく伝統玩具である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数2件: 1~2 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter