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四世紀もの歴史を持つ富山県高岡市に伝わる伝統工芸品、「高岡銅器」。きめ細かくなめらかな鋳肌(いはだ)、風格ある色合い、繊細な文様と優美な形が特徴だ。
起こりは今から400年前、二代目加賀藩主前田利長が高岡築城に際し、城下の繁栄を図る産業政策の一環として現高岡市金屋町に鋳物工場を開設したことに始まる。
当初の鋳物は、藩の御用以外は梵鐘や灯篭、農具、鍋釜などの鉄鋳物だったが、やがて仏壇装飾などの小型銅器が盛んになってくる。その後、明治、大正にかけて火鉢・瓶掛・茶道具・置物等の製作もさかんになり、高岡銅器の美術的価値が全国に知られるようになったという。1873年、ウィーンで開かれた万国博覧会でも絶賛され、世界の認めるところとなった。
昭和50年には、日本で最初に国の伝統的工芸品産地の指定を受けた。
起こりは今から400年前、二代目加賀藩主前田利長が高岡築城に際し、城下の繁栄を図る産業政策の一環として現高岡市金屋町に鋳物工場を開設したことに始まる。
当初の鋳物は、藩の御用以外は梵鐘や灯篭、農具、鍋釜などの鉄鋳物だったが、やがて仏壇装飾などの小型銅器が盛んになってくる。その後、明治、大正にかけて火鉢・瓶掛・茶道具・置物等の製作もさかんになり、高岡銅器の美術的価値が全国に知られるようになったという。1873年、ウィーンで開かれた万国博覧会でも絶賛され、世界の認めるところとなった。
昭和50年には、日本で最初に国の伝統的工芸品産地の指定を受けた。
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