NIPPON Kichi - 日本吉

2007/5/10

大樋焼 Oohiyaki Ohi Pottery

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 大樋焼(おおひやき)は、石川県金沢市に330年余に渡って伝わる陶器である。茶の湯の道具として、加賀藩に保護され伝えられてきた。
 寛文六(1666)年、加賀藩主前田綱紀が藩の茶道奉行として、京都より裏千家四世仙叟宗室を招いた際、茶陶制作のために初代大樋長左衛門も同道。長左衛門は大樋村(現大樋町)で窯を築き仙叟好みの茶器を制作。以来十代続く大樋焼の祖となった。大樋焼は代々長左衛門を襲名し、現在に至る。
 大樋焼は、ろくろを使わずに手びねりのみで茶碗の原型を作り、仕上げにヘラやカンナで削り上げる。独自の飴釉をかけて焼かれる陶器は飴色に仕上がり、どこか神秘的で繊細、それでいて力強く存在感たっぷりだ。
 十代長左衛門窯に隣接する大樋美術館では、初代から現十代、その子息の大樋年雄氏まで歴代の大樋焼を展示、紹介している。

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住所
920-0911 石川県金沢市橋場町2-17(大樋美術館)
名前
大樋焼
電話
076-221-2397
email
info@ohimuseum.com
HP
http://www.hokuriku.ne.jp/ohi/




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