NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/20


千社札 Sensha-fuda 

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 千社札(せんしゃふだ)とは、神社仏閣に参拝をした証として、納めたり貼ったりする自分の名入りの札である。
 千社札には、幅が58mm、高さが173mmの一丁札(いっちょうふだ)と呼ばれる札が用いられる。
 かつては銅板で作られていたが、江戸時代以降は紙を用いる事が多く、近年ではシールとなって販売されている。
 元々は願や歌などを木札にしたためて神社仏閣に納札する風習であったが、江戸時代に入り、自分が来た証拠として、名前や出身地などを書いた紙札を鳥居や札所などに貼るようになった。
 やがて、信仰から洒落心を持つ庶民の遊びとして流行し、美しい絵柄入りで印刷したものが作られるようになり、庶民の中にファッションとして浸透していった。
 千社札は、紙やシールで作られた、神社仏閣の参拝記念札である。
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2007/9/11


波伝谷獅子舞 Hadenya-shishi-mai 

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 波伝谷獅子舞(はでんやししまい)は、宮城県南三陸町の戸倉波伝谷地区に昔から伝わる伝統行事であり、春祈祷との別名も持つ。
 執り行っているのは、契約講と呼ばれる相互扶助による寄り合いの人々である。
 毎年の三月第二日曜の早朝から行われる、この地区独特の邪気祓いの儀式であり、かつては旧暦の二月一五日に行われていたものである。
 儀式当日の早朝から、獅子頭を朝日に直面させて遥拝した後、東の村境へ移動してお札を竹に挟んで立て、御幣を飾った榊を先頭に地区の家々を巡りはじめる。
 家主は必ず豆腐を一丁用意しておき、訪れた獅子はこれを噛んで吐き出し、酒で清める。
 そうして家々を回り、西の村境に到着すると、海岸に榊を立てて太鼓を打ち鳴らして石を投げつける。獅子はこの時、大きく口を開いて邪気を吐き出し、榊が倒れると同時に口を閉じる。閉じられた口は翌年まで、絶対に開かない。
 頑なに閉じられた口は、派伝谷に邪気を寄せ付けない、強い意志を物語っている。
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