NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/30


福田喜重(人間国宝) Fukuda Kiju Kiju Fukuda (Living National Treasure)

Jp En

 昭和七(1932)年、京都市に生まれる。平成九(1997)年に「刺繍」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。刺繍の分野ではじめての認定者である。
 氏は刺繍の第一人者、父・喜三郎のもとで伝統技法を徹底的に習得、厳しい修行を経て家業を継承。生地の選定から染色、摺箔、刺繍を総合的に発展させ、刺繍本来の重厚な雰囲気を現代的に表現し、独自の世界を切り開いた。
 その作品の多くは、染、金や銀の箔を組み合わせて美を表現する。「刺繍は半立体です」と氏が語るように、糸は生地の平面から盛り上がり、人の動きに合わせて豊かな光彩を放つ。
 平成十一(1999)年には紫綬褒章も受章した。
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2007/1/15


便り Tayori Tayori

Jp En

 便りといえば、つい最近までは「郵便」であったように思う。
 差し出し人が実筆で書く手紙には、その内容もさることながら、人それぞれの字体やイラストなど便りを元に相手の事を想像し楽しんだものである。
 それが「電話」になり、現代では「メール」(直訳は手紙であるが)というインターネットでの送信手段などがある。短時間で遠いところに連絡が取れるようになった現在では「便り」という表現が減ってきている。
 「便り」というのは「頼り」と同じ読みになるが、「便り」と「頼り」の意味することは共通している部分があるように思う。
「便りもよこさないで・・」と相手を心配する意味の言葉は、実は「頼りもくれないで・・」という意味だったのかもと筆者は思う。「便り」をもらうことでそれを「頼り」にして(自分への励ましとでもいうか・・)人々は生きてきたのかもしれない。
 現代人は「人に頼るという手段」が減ってきたため、いい意味で「人に甘える」事が、下手になったような気がする。
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