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2007/10/31


三ツ畑田島 Mitsuhatada-jima Mitsuhatadajima Islands

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 三ツ畑田島(みつはただじま)は、愛媛県南宇和郡愛南町魚神山~平碆の宇和海沖に浮かぶ、3つの小さな島である。
 足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園内にある代表的な景観のひとつで、高さ140mほどの小島が並び、周辺の海底には多種多彩なテーブルサンゴの群生が存在している。
 非常に澄んだ水の下には色鮮やかな数多くの熱帯魚が泳ぎ、海の花畑となっている。 夕景の眺めはひときわ美しく、どこまでも静かな黄金の水面に3つの島影が映り、幻想的でゆったりとした時間が流れる。
 三ツ畑田島は、愛媛・宇和海の面影を象徴する景観である。
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2007/9/10


五十鈴神社 Isuzu-jinja 

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 宮城県気仙沼市にある、カツオの水揚げで名高い気仙沼港に程近い神明崎の上にあるのが五十鈴神社(いすずじんじゃ)だ。
 その興りは応永年間(1394~1428)にまで遡る。当時、周辺の村毎に一社の皇大神宮を祀ることになり、丸森に建立されたのが始まりとなる。
 その後の慶安年間(1648~1652)に現在の神明崎に遷座され、今に至っている。
 境内には御祭神を祀った産霊(むすび)社と、気仙沼に海苔養殖と製塩技術を導入した、地元産業開発の祖といわれる猪狩新兵衛翁の御霊を祀る猪狩神社があり、どちらも手厚く保護されている。
 また、神社のすぐ下の神明崎先端にあたる場所には浮見堂と呼ばれるお堂があり、お堂の左右に伸びる朱に塗られた欄干がちょうど海の上に浮いているように見えるなど、深い森と青い海が調和し見事な風景を見せてくれる。
 夜になればこの浮見堂もライトアップされ、よりいっそう幻想的な雰囲気をかもし出す。
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2007/7/26


泊崎 Tomari-zaki 

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泊崎(とまりざき)は、宮城県・歌津市の泊崎半島南端にある岬。志津湾を望む位置にある。
 泊崎は、昔から見晴らしのよいことで知られ、江戸時代には外国船監視所が置かれていたという。現在は泊崎灯台が建つ。
 志津湾は、非常に穏やかな湾。泊崎からは竹島、椿島を遠望でき、海の蒼と白い飛沫、島の岩肌のコントラストが絵のように美しい。また、水平線からポッカリ浮かぶ初日の出は見ごたえ充分である。
 湾内は、牡蠣の養殖棚やハマチの養殖網がきれいに並んでいる。牡蠣のほかウニやアワビを使った歌津特産の魚介料理は、泊崎を訪れる観光客に人気である。また、志津湾は釣りのメッカとしても人気で、一年を通して観光客で賑うという。
 泊崎は、海の色を日がな飽きずに眺めていられる、風光明媚な場所である。
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2007/7/25


万石浦 Mangoku-ura The Mangokuura Sea

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 万石浦(まんごくうら)は、宮城県・渡波港の奥深く、牡鹿半島の山々に囲まれた面積約7・2haの巨大な入海である。
 万石浦の名前は、仙台二代藩主・伊達忠宗が狩りのためにこの地を訪れた際に、「ここを干拓したら1万石の米が取れるだろう」と言ったことに由来するという。
 万石浦は海と結ばれているため、水は海水。仙台藩の奨励のもと塩田開発が進められ、江戸時代には塩田として栄えていたという。
 大正時代以降は、牡蠣や海苔の養殖が積極的に行われるようになった。特に牡蠣は特産品として有名で、ここ石巻は、牡蠣養殖発祥の地とも言われている。
 現在、栄養豊かな万石浦で採れる質のよい種牡蠣は、日本各地はもとより世界各国にも出荷されている。
 そのほか万石浦は、春から夏にかけての潮干狩りやカレイ、アイナメなどの釣りを楽しめる場所としても人気である。
 万石浦は、新鮮な魚介を届けてくれる、「母なる海」である。
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2007/7/13


厚岸湖 Akkeshi-ko Lake Akkeshi

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 厚岸湖(あっけしこ)は、北海道厚岸郡厚岸町にある、周囲25km、面積3200ヘクタールの海跡湖である。国指定鳥獣保護区特別保護地区、道立自然公園特別地域となっている。
 厚岸湖へ流れ出す別寒辺牛川(べかんべうしがわ)の上流には、雄大な厚岸湿原が広がっている。
 厚岸町の水域には、ガン・カモ類約25種類が飛来し、オオハクチョウは国内有数で、約1万羽以上が厚岸湖を中継し、2千羽以上が越冬地として利用している。
 養殖のカキやアサリの産地として有名であり、天然ガキの殻が堆積してできたカキ礁に植物群落があるのが特徴とされる。
 北岸の別寒辺牛湿原は厚岸湖・別寒辺牛湿原としてラムサール条約の登録湿地になっている。
 厚岸湖は、北海の貝や魚・鳥が豊富な、自然の宝庫である。
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2007/7/9


濤沸湖 Toufutsu-ko 

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 濤沸湖(とうふつこ)は、北海道東部、網走国定公園内にある周囲約28kmの湖だ。
 湖の北西端でオホーツク海とつながっている汽水湖となっている。
 夏には湖畔にセンダイハギやヒオウギアヤメの群生が広がり、秋には赤く色付いたアッケシソウを見て取ることが出来る。
 また、アイヌ語で「チカンプトウ」という名も持ち、その意味である「鳥がいつもいる湖」の名のとおり、大変野鳥の多い湖でもある。
 ガン・カモ類は毎年6万羽以上が、シベリアからは2000羽を越すオオハクチョウが越冬のために飛来し、さながら野鳥の楽園といった光景を目にすることが出来る。
 近年ではタンチョウツルの営巣、繁殖も確認されており、その自然と野鳥の豊富さから、平成十七(2005)年にはラムサール条約に登録されることとなった。
 カキの養殖やヤマトシジミ、アサリの漁獲などもあり、人と自然の両方に豊かな恵みをもたらしてくれている。
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2007/6/7


倶多楽湖 Kuttara-ko Lake Kuttara

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 倶多楽湖(くったらこ)は、北海道の支笏・洞爺国立公園特別地域内にある周辺約8km、面積約4・68平方kmのカルデラ湖だ。
 流入・流出する川がなく、水質はきわめて良い。環境庁が発表する公共用水域水質測定では毎年湖沼部門の上位に入り、透明度は摩周湖に次ぐものとされている。
 明治四二(1909)年からはヒメマスの養殖が始まり、ボートを借りてうっそうと茂る大自然を眺めながらヒメマス釣りを楽しむことできる。湖は原生林に囲まれ、あまり人の手が入っていないため、神秘的で静かな湖である。登別温泉街から西側湖岸へ続く観光道路では、運がよければキタキツネの姿を見ることもできる。
 倶多楽湖は、自然の神秘を感じ取れる「やすらぎ」の湖である。
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2007/4/18


金沢清水 Kanazawashimizu Kanazawa Shimizu

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 岩手山麓の八幡平市に湧き出すスケールの大きな湧水群。
 7つの湧水からは日量10万トンを超えるといわれる豊富な清水が湧き出ている。
 「金沢清水」は県の内水面水産試験場の森の中に湧き出しており、湧水は地元の上水道水源、淡水魚養殖、灌漑用水等、様々な用途で利用されている。
 幾つもの言い伝えが残っており、岩手山の滝に住む7つの頭を持つ蛇龍が里を見たくて地中にもぐり、頭を出したところが7つの湧口だという伝説や、悪さをする鬼が里人の目潰しに遭い、神のお告げにより目を洗い清めた泉だという伝説等が残っている。
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