NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/10


五十鈴神社 Isuzu-jinja 

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 宮城県気仙沼市にある、カツオの水揚げで名高い気仙沼港に程近い神明崎の上にあるのが五十鈴神社(いすずじんじゃ)だ。
 その興りは応永年間(1394~1428)にまで遡る。当時、周辺の村毎に一社の皇大神宮を祀ることになり、丸森に建立されたのが始まりとなる。
 その後の慶安年間(1648~1652)に現在の神明崎に遷座され、今に至っている。
 境内には御祭神を祀った産霊(むすび)社と、気仙沼に海苔養殖と製塩技術を導入した、地元産業開発の祖といわれる猪狩新兵衛翁の御霊を祀る猪狩神社があり、どちらも手厚く保護されている。
 また、神社のすぐ下の神明崎先端にあたる場所には浮見堂と呼ばれるお堂があり、お堂の左右に伸びる朱に塗られた欄干がちょうど海の上に浮いているように見えるなど、深い森と青い海が調和し見事な風景を見せてくれる。
 夜になればこの浮見堂もライトアップされ、よりいっそう幻想的な雰囲気をかもし出す。
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2007/7/25


万石浦 Mangoku-ura The Mangokuura Sea

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 万石浦(まんごくうら)は、宮城県・渡波港の奥深く、牡鹿半島の山々に囲まれた面積約7・2haの巨大な入海である。
 万石浦の名前は、仙台二代藩主・伊達忠宗が狩りのためにこの地を訪れた際に、「ここを干拓したら1万石の米が取れるだろう」と言ったことに由来するという。
 万石浦は海と結ばれているため、水は海水。仙台藩の奨励のもと塩田開発が進められ、江戸時代には塩田として栄えていたという。
 大正時代以降は、牡蠣や海苔の養殖が積極的に行われるようになった。特に牡蠣は特産品として有名で、ここ石巻は、牡蠣養殖発祥の地とも言われている。
 現在、栄養豊かな万石浦で採れる質のよい種牡蠣は、日本各地はもとより世界各国にも出荷されている。
 そのほか万石浦は、春から夏にかけての潮干狩りやカレイ、アイナメなどの釣りを楽しめる場所としても人気である。
 万石浦は、新鮮な魚介を届けてくれる、「母なる海」である。
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2007/3/23


浜名湖 Hamana-ko 

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 浜名湖は、静岡県浜松市、湖西市、浜名郡新居町にまたがる湖。湖の面積としては、日本で10番目の大きさ。浜名湖県立自然公園にも指定されている。
 海水と淡水が混じり合う汽水湖のため魚貝類が豊富で、ウナギ、海苔、牡蠣、スッポンなどの養殖が盛んである。特に養殖ウナギは有名で、名産品として鰻飯、ウナギボーン、うなぎパイなどがある。
 また、浜名湖周辺はリゾート地としても有名で、ボートやヨット、水上スキーなどのマリンスポーツが盛んに行われている。
 周辺には遊園地、サイクリングゾーンなどが充実。舘山寺をはじめとして三ヶ日、弁天島、渋川などの温泉郷もあり、温暖で風光明媚なこの地には一年を通して観光客が絶えない。
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2006/12/15


有明海 Ariakekai The Ariake Sea

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 有明海とは、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県によって囲まれている九州最大の湾である。
 最も深い地点でも深さ50メートル程と遠浅で、潮の干満の差が大きく、大潮のときには潮差4メートルを越える。この干満の差を利用した海苔の養殖が盛んだ。また干潮時には干潟が広がる。有明海にしか住んでいない珍しい生き物ムツゴロウ、タイラギ、ワラスボ、シオマネキの生息地でもある。
 今でも海苔や貝など、様々な海の幸をもたらしてくれる有明海は、古代から貴重な食糧基地であったと言われている。有明海の海岸線近くからは、多くの貝塚が発見されており、そこからは、牡蠣殻をはじめとして、アサリや赤貝、スズキなどの魚の骨が出土しており、太古から有明海の水産資源は、人々の食生活を支えてきたことを窺わせる。
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