NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/7/5


武華岳 Muka-dake 

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 武華岳(むかだけ)は、北海道北見市留辺蘂町~上川郡上川町~紋別郡丸瀬布町にそびえる標高1758mの山である。
 山名の由来は無加川源流部にあるからで、ムカはアイヌ語で塞がる川、あるいは凍らずに流れる川、という意味である。
 北見から旭川に向う国道の右にそびえ、登山はもちろん、春の山菜シーズンには登山口でフキなどを採ることもできる。
 また、頂上からの表大雪、東大雪の展望は見事で、一見の価値がある。
 すぐ隣には標高1876mの武利岳(むりいだけ)があり、高さに勝る武利岳が主で武華山は従の印象を受けるが、山容の魅力で言えば決して武華も武利には劣っていない。
 武華岳は、見事な眺望を誇る、登山で有名な山である。
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2007/7/2


東大雪アーチ橋群 Higashi-taisetsu-aachi-kyou-gun 

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 北海道の十勝三股と帯広を結んでいた旧国鉄士幌線。
 今はもう廃線となって久しいその路線に点在する数々の橋脚が東大雪アーチ橋群(ひがしたいせつあーちきょうぐん)である。
 多くは昭和十一年から十四年に建設されており、当時の戦時体制化から橋脚内部にはなるべく鉄筋を使わず、コンクリートが主に使用されているのが特徴だ。
 路線の大部分は、草木に覆われ自然に還りつつあるが、当時の賑わいを残すいくつかの痕跡を今も垣間見ることができ、そのノスタルジックな旅情に魅了された人々が多く訪れている。
 中でも最も有名なのが、糠平湖(ぬかびらこ)に掛かる十一連アーチからなる「タウシュベツ橋」だろう。
 糠平湖自体がダム湖であるため、水位の関係で場合によっては水没してしまう幻の橋でもある。
 過去の繁栄を支えていたその橋は、今も湖面にその美しい姿を映している。
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2007/6/25


糠平湖 Nukabira-ko 

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 北海道帯広市の北に聳える東大雪の山々。その山麓にあるのが糠平湖である。
 昭和三十年に、電源開発の目的で音更川に作られたダムによってせき止められて出来た人造湖だ。その大きさは周囲32km。人造湖としては北海道でも2番目の広さを誇る。
 今も緑深く、ごくまれにヒグマも出没するような自然豊かなところだが、訪れる人は少なくない。
 湖に浮かぶ廃線跡の十一連のアーチ橋を眺めて、自分だけの絵画を楽しむ人もいれば、ニジマスやワカサギを求める太公望もやってくる。
 湖周辺も車や自転車で一周することが出来る。ルピナスが咲く道を自転車で颯爽と駆れば、心地よい初夏の風がその身を包んでくれる。
 秋も深まれば東大雪の木々が赤く色付き、格好の紅葉狩りの季節となる。
 すぐ近くの糠平温泉で、旅の一日の締めくくりをゆっくりと温泉で癒すことも出来る。
 季節ごとに違った贅沢を心行くまで堪能できる。
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ニペソツ山 Nipesotsu-yama Mt. Nipesotsu

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 北海道中央部・東大雪。その最高峰として君臨するのがニペソツ山だ。
 標高2013m。麓から頂へと続く道は険しく、いくつもの鋭い尾根を越えていくこととなる。
 しかし、北海道の山としては類を見ないそのアルペン的山容から、道内きっての東大雪の鋭鋒として、多くの登山者たちを魅了してやまない場所でもある。
 間近に見れば、まさに人を寄せ付けんとするかのような厳しく、急峻な岩肌。いきり立ついくつもの尾根。それらを乗り越えて頂に立てば、十勝連峰からトムラウシ、そして表大雪の山々を手中に収めんばかりの絶景をその目に収めることができる。
 また、周辺はナキウサギの生息地としても知られていて、荒々しい山とは対照的な、かわいらしい姿を目にすることも出来るかもしれない。
 壮大な自然の真ん中に自分がいることの素晴らしさを感じる。それが、この山に人々が魅入られる理由なのかもしれない。
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佐幌岳 Sahoro-dake 

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 佐幌岳(さほろだけ)は、北海道・日高山脈の北端に位置する山だ。
 標高は1059m。あまり高くないということと、山頂まで比較的穏やかな道が続くため、登山初心者にも登りやすい山として、シーズンになると多くの人々がこの山を訪れる。
 また、東側の山腹はサホロスキー場となっており、雪に覆われる冬になると、今度はスキー客で賑わうこととなる。
 この山の頂から眺める十勝平野はまさに絶景の一言につきる。山に登ること自体の楽しみもさることながら、登ってからの”ご褒美”も登山の魅力の一つだろう。登山道もよく整備されており、楽しみながら頂上を目指すことが出来る。
 また、北海道という場所柄、そう高くない標高であっても高山植物を見ることが出来るのも魅力の一つだ。エゾイチゲやキジムシロ、イワツツジなどが山を彩る。
 この山から十勝平野、東大雪、夕張山地や日高連峰の雄大な景色を見ていると、次はどの山に登ろうか、という気になってくる。
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