NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/31


葛城山 Katsurag-isan Mt. Katsuragi

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 葛城山(大和葛城山)は、奈良県御所市櫛羅と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる、標高959メートルの山である。
 金剛生駒紀泉国定公園内にあり、金剛山地において、金剛山と並ぶ主峰格である。
 葛城山の祭神は一言主神(ひとことぬしのかみ)。伝説によると、役の行者が葛城山から金峰山に橋を作っていた時、この神は容貌を恥ずかしがって夜間だけ手伝ってくれたという。
 四季それぞれの自然の美しい風物と、変化に富んだ登山コースは、ハイカーや登山者に人気がある。
 春のヤマツツジ、秋のススキで知られる高原状の山上台地は、山の形状がなだらかであるために、この付近を指して葛城高原と呼ばれている。
 葛城山は、四季折々の景観も美しい行楽地である。
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2007/10/24


羅臼岳 Rausu-dake Mt. Rausu-dake

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 羅臼岳(らうすだけ)は、北海道の知床半島にある火山群、知床連邦の主峰で標高1660m。日本百名山のひとつである。
 冬に純白の雪をまとい、慄然と立つ姿は圧巻だ。夏でも雪渓が多く残り、雪解けの早い場所から次々に多彩な高山植物が咲き乱れ、山全体が大きなお花畑のようになる。花は7月下旬頃が見ごろだ。
 山頂から望む大パノラマは遥か遠く国後島まで見渡すことができ、絶景と評判だ。登山口は、羅臼町からは羅臼温泉付近から、斜里町からは岩尾別温泉付近にあり、登山道が整備されている。所要時間は前者が4時間30分、後者が約6時間である。
 羅臼岳は、厳しい冬を乗り越える、力強い自然の気高さをたたえる山である。
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2007/9/10


薩摩硫黄島 Satsuma-iou-jima 

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 薩摩硫黄島は、鹿児島県鹿児島郡三島村にある東西5.5km、南北4kmの火山島で、竹島、黒島とあわせて鹿児島郡三島村を構成している。
 この島は、6300年前に大噴火した鬼界カルデラの縁にできた山であり、主峰の硫黄岳は標高703.7mの、硫気活動が盛んな火山である。
 噴気が活発で、島のあちこちから温泉が噴出し、海水を異様な色に変色させている。その姿はマグマ溜まりから突き出した煙突のようにも見える。
 日本史において鬼界ヶ島を名乗っていたと考えられている島の一つであり、硫黄のために島の周辺海域が黄色に変色していることから「黄海ヶ島」と呼ばれ、これが「鬼界ヶ島」に書き換えられたとの説もある。
 薩摩硫黄島は、活火山によって成り立つ南国の島である。
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2007/7/30


楽古岳 Rakko-dake Mt. Rakkodake

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 楽古岳(らっこだけ)は、北海道浦河郡浦河町上杵臼にある標高1471mの山である。北海道100名山に選ばれている。
 ラッコはアイヌ語で海の獣という意味だが、何故この名が付けられたのかは不明とされる。
 十勝平野からは綺麗なピラミット形に見え、判りづらい日高山脈の山々の中では容易に指し示す事が出来、アプローチも良く、短時間で登れる数少ない山である。
 以前はメナシュンベツ川沿いの急峻な登山道を登って尾根にたどり着いていたが、平成八年に楽古山荘が完成し、容易に山荘まで入る事が出来るようになった。
 頂上には木がなく、夏には一面ミヤマキンバイが敷き詰められたように咲き誇り、天気の良い日は太平洋を一望できる。
 楽古岳は南日高の主峰であり、渓谷と展望が魅力的な、大自然の雄大さを感じられる山である。
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2007/7/11


暑寒別岳 Shokanbetsu-dake 

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 北海道北部にある増毛山地。1000mを超える標高を持つ山が連なる山地にあって、その主峰であり最高峰でもあるのが暑寒別岳(しょかんべつだけ)だ。
 標高は1491m。登山道は3ルートあるがどれも長行程で、それなりに気合を入れて挑まないと、なかなかその頂を踏ませてはくれない。
 それでも、この山には毎年、多くの登山者が訪れる。
 「原始の山」という別名を持つこの山の魅力は、なんといっても種類豊富な高山植物と、頂上からの絶景であろう。
 長い行程を楽しませてくれるシマギキョウやミヤマキンバイなどの花々。そしてその締めくくりとなるのが、広大な丘状の山頂台地に咲き誇るお花畑である。
 そんなメルヘンな世界を通り過ぎれば、最後のご褒美、頂上からの絶景が待っている。
 晴れた日には遠く大雪山系や羊蹄山、眼下には雨竜沼湿原が広がる大自然を堪能できるだろう。
 北海道に今も息づく、原始の大パノラマがどこまでも広がっている。
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2007/7/5


知床峠 Shiretoko-touge 

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 知床峠は、昭和五五(1980)年に開通した北海道斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ知床横断道路にある、標高738mの峠である。
 知床連山の尾根筋にあたり、峠に駐車場と共に併設されている展望台からは、主峰である羅臼岳を間近に見ることが出来る。また、天候がよければ遠くにオホーツク海を挟んで国後島を望むこともでき、ドライブコースやツーリングなどでも非常に人気の高い峠でもある。
 その地理的関係から、7月下旬になっても残雪を所々に垣間見れ、沿道に広がるハイマツとのコントラストが非常に印象的な光景を作り出す。
 霧が多く発生する場所としても知られており、条件とタイミングが良ければ、霧に煙る雄大な羅臼岳や、裾野に広がる雲海などの絶景を楽しむことが出来るだろう。
 秋になれば羅臼岳も紅葉で色付き、よりいっそうの自然美を見せてくれる。
 国後島から上る朝日の眺望や、霧と紅葉を身にまとう羅臼岳など、知床慕情に心行くまで浸れる場所である。
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2007/6/25


石狩岳 Ishikari-dake 

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 石狩岳は、北海道の大雪山国立公園にある石狩連峰の主峰である。
 標高は1966m。この山から南西に延びる稜線をたどっていくとニペソツ山やウペペサンケ山などの、名だたる名峰に続いていく。
 この山が石狩川の源流にもなっており、頂までの道程では手付かずの大自然を心行くまで満喫することが出来る。
 ただ、その道程を楽しむことが出来ても、頂を踏破するには少々の覚悟が必要かもしれない。この石狩岳、日帰りでゆったりと登山を楽しむというわけには行かず、どうしても山中での一泊を余儀なくされるからだ。
 それだけの苦労をして登りつめた頂からの眺めは絶景だろう。そして、一泊した際はぜひとも、一度でもいいから夜空を見上げてほしい。そこには真っ暗な空一面に散らばる珠玉の宝石たちが、瞬いている。
 山中で一泊。そんな苦労者の登山者への、この山からの壮大なプレゼントかもしれない。
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2007/6/22


富良野岳 Furano-dake Mt. Furanodake

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 北海道中央部の大雪山系に連なる十勝連峰。その最南端に位置するのが富良野岳(ふらのだけ)だ。1912mの標高を持ち、十勝岳と同じく火山である。しかし、その火山活動はかなり古くに終結したと見られており、高山植物の豊富な「花の山」としても知られている。
 今だ火山活動を行う十勝岳や爆裂火口を持つ美瑛岳の荒涼とした風景とは一線を画す、緑に富んだ、まさに花の楽園がそこには広がっている。
 山腹には高層湿原である「原始ヶ原湿原」が広がり、ヒメシャクナゲなどの湿性植物を多数観察することが出来る。
 また、山頂付近にはエゾルリソウなど100種以上の高山植物が咲き乱れる花畑が広がっており、これを目当てにやってくる登山者も多い。
 加えて、3時間ほどで頂上を踏破できるということもあって、場合によっては主峰である十勝岳よりも人気のある山となっている。
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