NIPPON Kichi - 日本吉

2007/10/4

菅原神社 火渡り神事 Sugahara-jinja Hi-watari-shinji The Hiwatari Ritual at Sugahara Shrine

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 滋賀県野洲市永原(ながはら)にある菅原神社(すがはらじんじゃ)では、毎年二月二五日に「天神まつり」が開催される。この中の「火渡り神事(ひわたりしんじ)」は、立春から始まった新しい年の繁栄と無病息災を祈願する火の祭典と言われ、平成一九年で三〇回目を迎えた。
 火渡り神事は護摩壇(ごまだん)を剣で清め、矢を放って守護を願った後、山伏が護摩壇に積まれた一万本を超える護摩木に火をつける。神火の前で神事が執り行われ、火が収まると山のようになった護摩木の燃え殻を三メートル四方に広げ、いよいよ火渡りの始まりとなる。
 一般参加も可能で、参加者は受付時に渡された足型守(あしがたふ)という紙を手に持ち、熱い燃え殻の上を素足で一歩一歩進んで行く。渡り終えたら両足の裏に墨を付け、足型守に足型を押す。この足型守を寝室の壁に貼っておくと、願いが叶うと言う。
 寺社での「火渡り」は広く行なわれているが、神社で行うのは全国的にも珍しく、滋賀県下では奇祭として知られている。

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住所
520-2304 滋賀県野洲市永原1041
名前
菅原神社 火渡り神事
電話
077-587-2003




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