NIPPON Kichi - 日本吉

記事数4件: 1~4 件表示          

2007/11/12


鬼室神社 Kishitsu-jinja Kishitsu Shrine

Jp En

 鬼室神社(きしつじんじゃ)は、滋賀県蒲生郡日野町小野にある神社である。祭神は、鬼室集斯(きしつしゅうし)。
 鬼室集斯は、斉明天皇六(660)年、唐と新羅の連合軍に滅ぼされた百済を復興すべく戦った鬼室福信(ふくしん)の子供である。
 百済国復興運動に失敗後、渡来した百済人であり、優れた文化人であったと言われている。
 集斯は時の天智天皇に重用され、男女700余人とともに蒲生郡に移り住んだ。
 神社の本殿裏の石祠に鬼室集斯が葬られ、祀られているところから、永享元(1429)年、この名称で創建されたとされる。
 古くは不動堂と言い、小野村の西の宮として江戸期まで崇敬された社であり、小野の宮座である室徒株(むろとかぶ)によって護持されてきた。
 鬼室神社は、朝鮮渡来の亡命貴族を祀る古から続く社である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/6


伝飛鳥板蓋宮跡 Den-asuka-itabuki-no-miya-ato 

Jp

 伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)は奈良県高市郡明日香村から出土した、飛鳥時代の遺構を指す。
 皇極天皇の宮であり、皇極四(645)年、中大兄皇子が中臣鎌足と共に蘇我入鹿を殺害して、大化の改新の場となった土地である。その後、斉明天皇として再び即位した際にも宮としている。
 板蓋宮跡の名が付くが、これは古代から板蓋宮の遺構があるとして付けられたもので、出土したものは飛鳥浄御原宮(あすかきよみはら)の遺構と言われる。板蓋宮は更に下層に埋まっていると言われており、現在も発掘、調査が行なわれている。
 史跡公園として当時の形に広場や井戸を石敷きで復元し、飛鳥の都を今に伝えている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




水落遺跡 Mizuochi-iseki 

Jp

 水落遺跡は奈良県高市郡明日香村から出土した、飛鳥時代の水時計の遺構である。
 日本書紀に「初めて漏刻(ろうこく)を造る。民をして時をしらしむ」と記された水時計は、斉明天皇六(660)年、中大兄皇子が造ったもので、堀で囲まれた堅固な楼状の水時計建物の中に配水管を通し、水が落ちることで時間を計測する漏壺を建物中央に配置して時間を計る大規模なものであった。
 当時、律令国家として中央集権制度を整えていた日本にとって、正確な時間は必要不可欠とされ、計測された時間は太鼓と鐘により伝えられ、都の全ての場所で聞くことができたと言う。
 現在、飛鳥資料館で発掘された模型を見ることが出来る。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2006/12/19


観世音寺 Kanzeonji Kanzeonji Temple

Jp En

 観世音寺は、福岡県太宰府市に位置する由緒ある寺院。「日本書記」にも登場するほど長い歴史を持ち、かつては九州の寺院の中枢として「府の大寺」とも呼ばれていたこともある。
 創建は奈良時代の天平18年(746年)。天智天皇が母の斉明天皇の冥福を祈り、80年の歳月をかけて建立した勅願寺である。創建時には七堂伽藍を配し、天平宝字5年(761年)には境内に戎壇院が置かれるなど、奈良時代には九州を代表する大寺院として名を馳せた。
 境内には国宝でもある「日本最古の梵鐘」があり、この音は「日本音百選」のひとつにもなっている。鐘楼の裏手には、「観世音寺宝蔵」があり、平安時代から鎌倉時代にかけての仏像13体(全て重要文化財に指定)などが祀られている
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数4件: 1~4 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter