NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/7/23


オホーツク海の流氷 ohotsuku-kai-no-ryuuhyou Drift Ice on the Okhotsk Sea

Jp En

 北海道のオホーツク海は、冬になると流氷に覆われることで有名だ。
 厳寒期には海面の80%が流氷に覆われる。流氷が出来始まるのは、11月中旬頃、サハリンの北、アムール川河口付近の海上。誕生した流氷は、どんどん成長しながら北風と海流に流され、2000kmの旅をして、1月中旬頃に網走の沖合いに姿を現す。
 オホーツク海は、アムール川からたくさん真水が流れ込むため、海面近くに塩分の薄い層が出来る。塩分の薄い海水は凍りやすいため、流氷が成長すると言われる。
 この遠い北の海で生まれた氷が豊富なプランクトンを運んでくるため、毛がにやサケ、マス、ホタテなどの海の幸をはぐくむのだという。
 見渡す限りの白い大氷原と波の音のしない、静まり返った時間。オホーツク海の流氷は、自然の神秘が生み出す詩情あふれる世界である。
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2007/2/12


喜光寺 Kikou-ji 

Jp

 奈良県奈良市にある喜光寺は、715年、天明天皇の勅願のより建てられたとされている。当時は菅原道真の誕生の地であったため、菅原寺と呼ばれていたが、聖武天皇が参拝した際に、本尊で不思議な光を見たとされ、善光寺に改められたといわれる。
 本堂(重要文化財)は、室町時代に再建されたもので、単層裳階付き建物と呼ばれ、東大寺の大仏殿の10分の1にに建てられたといわれ、「試みの大仏殿」などと呼ばれている。
 参道や本堂の周りに200鉢余りの花蓮が並んでいる。大賀蓮、天竺斑蓮など、紅白様々な種類の蓮が咲き誇る。
 江戸時代に造られた47体の石仏群が、蓮に囲まれ穏やかな顔で並ぶ。
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2007/1/11


与那国 Yonaguni Yona Country

Jp En

 与那国(ヨナグニ)は、かつて沖縄県西端の与那国島にあった独立国である。
 現在、確認されるもっとも古い遺跡は、トゥグル浜遺跡である。遺跡は、先島石器時代後期に相当すると考えられていたが、最近になって約4400年前のものであるとわかった。
 この遺跡から土器は出土していないが、遺物から、無土器文化の様相を伝える遺跡ではないかとも言われる。近年は海底遺跡も発見されており、関連も注目される。
 その後与那国の歴史は判然としないが、11世紀には台地上に集落が形成される。14世紀に琉球の有力者が海上交易を始めると、その中継点として訪れた人々によって文明化されたと思われる。
 女首長サンアイ・イソバの統治下、1522年、琉球王朝の支配下に入り、与那国は消えた。
 失われた国与那国の歴史には、今でも大きな謎が残されている。
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