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2008/7/28


高知 火振り漁 Kouchi Hiburi-ryou 

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 火振り漁(ひぶりりょう)は、高知県四万十市の全長196kmある一級河川・四万十川(しまんとがわ)流域や、全長約125kmの仁淀川などで行われている伝統漁法である。
 火振り漁とは、何艘かの舟が上流側から火を振って鮎を驚かし下の船が張った網に追い込むという伝統的な鮎漁で、昔は大松の灯りで鮎を追っていたという。
 現在は、発電機を川舟に積み照明ランプの明かりと、竹ざおで水面をたたく音で鮎を網に追い込む。川の透明度も高く、仕掛けた網にかかっている魚の姿が船の上から見える。
 仕掛けてから約1時間後に網を引き揚げる。絡ませないように舟を操る船頭と、漁師の手際よさが勝負で、川岸では網を竹竿に掛けて鮎を外す作業を、鮮度が落ちないように川漁師らが黙々とこなす。
 火振り漁は、土佐に伝わる伝統的な鮎漁である。
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2007/10/5


雪輪の滝 Yukiwa-no-taki 

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 宇和島市の背後にそびえる鬼ヶ城山系。ここから流れ出た水は渓流となり、12kmにおよぶ大渓谷を形成する。「滑床(なめとこ)渓谷」と呼ばれ、足摺宇和海国立公園の中にある。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、千畳敷や出合滑では、広々とした岩肌が広がる。また、巨大な一枚岩を流れ落ちる高さ300m落差80m幅20mの「雪輪(ゆきわ)の滝」は、日本の滝百選に選ばれている名瀑で、滑床渓谷の象徴でもある。
 松野町の国道381号線松丸駅前から県道8号線に入り、滑床渓谷の案内板に従って進むと、万年橋の駐車場に着く。そこから渓流沿いに遊歩道を約40分上ると、雪輪の滝を間近に見ることができる。清流が岩肌をなめるように滑り落ち、淡雪のごとく白く輝きながら輪を描く様は、名前の通りで美しい。清らかな水音が深い森に響き渡る。流れ落ちた水は目黒川を経て四万十川へと注ぐ。
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滑床渓谷 Nametoko-keikoku 

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 宇和島市の背後にそびえる鬼ヶ城山系は、新生代に花崗岩(かこうがん)が隆起して形成されたもので、海岸線から五キロ程の距離に千メートル級の山々が並ぶのは、全国的にも珍しい。この山系に抱かれた一二キロにおよぶ大渓谷は「滑床(なめとこ)渓谷」と呼ばれ、足摺宇和海国立公園に属する景勝地である。滑床渓谷は、四万十川の源流でもあり、水源の森百選に選定されている。
 滑(なめ)状の一枚岩が川床全体に広がり大広間を思わせる「千畳敷(せんじょうじき)」や、スケールは小さいが明るい不思議な模様を見せる「出会滑(であいなめ)」など、広々とした滑らかな岩肌に出会うことができる。最も人気が高いのは「雪輪(ゆきわ)の滝」で、巨大な一枚岩の上を白く滑り落ちる美しい滝は、日本の滝百選に選定されている。ほかにも、厳冬期には氷瀑となる「大嵓(おおくら)の滝」などがあり、その渓谷美は四季を通じて見どころ満載である。
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2007/8/9


三本杭 Sanbon-gui 

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 三本杭(さんぼんぐい)は、宇和島駅の南東方向約7キロメートル、愛媛県と高知県の県境から少し愛媛県側に入った場所に位置する、標高1226メートルの山である。
 三本杭とは、藩政時代に宇和島藩、吉田藩、土佐藩が立てた三本の領地境界の標柱に由来するものだという。
 四万十川の支流、目黒川の水源が景勝地である滑床渓谷(なめとこけいこく)を形成、これが三本杭の北の裾を流れている。1000メートル級の山々に囲まれ、渓谷が約12メートルに及ぶ。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、一枚岩の千畳敷など変化に富んだ渓谷美を目当てに訪れる人が多いようだ。
 山頂から御祝山(おいわいやま)にかけての尾根はシャクナゲが咲き乱れ、シーズンになれば長いシャクナゲのトンネルが楽しめる。
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2007/5/9


長良川 Nagaragawa The Nagara River

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 長良川(ながらがわ)は、岐阜県の大日岳を源流に、三重県を経て伊勢湾に注ぐ木曽川水系の一級河川。木曽川、揖斐川とともに、濃尾平野を流れる木曽三川のひとつと数えられる。
 長良川は水が綺麗な清流として有名で、柿田川、四万十川と並んで日本最大清流のひとつと言われる。「水浴場88選」において、河川で唯一選ばれた場所である。
 夏には泳ぎを楽しむ人々で賑わい、河原ではバーベキューをしたり川遊びをしたり、家族連れに人気のスポットとなっている。また、ラフティングのメッカとしても有名で、シーズンにはラフティングツアーが多数行われる。
 この澄み切った水質は貴重なもの。いつまでも守り保存すべき、自然の恵みである。
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2007/5/7


高知 金剛福寺 Kouchi Kongoufukuji Kongofukuji Temple

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 四国霊場
 第38番札所。
 弘仁年間、弘法大師はこの地を行脚して千手観世音を感得した。この足摺岬は四国の最南端に位置することから観世音の理想世界の地として朝廷へ奏聞し、嵯峨天皇より「補陀洛東門」の勅額を賜った。その後、弘仁十三年、伽藍を建立し、千手観世音を安置する。
 仁王門に掲げられた扁額(へんがく)は嵯峨天皇の直筆である。
 37番岩本寺からの距離は約88km。遍路の中でも最長距離である。土佐の京都といわれる中村より四万十川を渡り、伊豆田峠を越え下ノ加江より以布利へ、ここから土佐清水を経て海沿いに窪津、稲荷崎、足摺岬へ。岬の突端に近づくと急激に海へ迫り、アコウや天然のツバキ林を抜ければ、12万平方メートルの広大な境内に本堂をはじめ諸堂が点在する。
 平安時代後期には観音道場として信仰を集め、和泉式部が建てた逆修塔もある。
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2007/4/5


土佐の小京都 Tosanokokyoto 

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 土佐の小京都と呼ばれる(旧)中村市(四万十市)は、悠々と流れる四万十川とともに発展してきた。
 中村(四万十市)は中世の時代に、前関白一条教房公が下向し、京都に模したまちづくりを行ったとされ、このことが「土佐の小京都」と呼ばれる所以である。
 昭和21年の南海大地震のため、昔ながらの街並みはほとんど残されていないが、現在でも碁盤の目状の区画と「東山」、「鴨川」などの地名や伝統行事に当時の名残を留めている。
 また、周囲には、太平洋の黒潮に洗われる足摺岬や国内最後の清流四万十川など、雄大で豊かな自然が満ちており、わが国最初の国際人といわれるジョン万次郎をはじめ多くの立志伝中の人物を輩出している地でもある。雅やかな情緒と奥ゆかしい風情を今に伝える古都である。
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四万十川 Shimanto-gawa Shimanto-gawa River

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 四国で最も長い川。
 標高1336メートルの不入山(いらずやま)の東斜面に源を発し、主な支流だけで35、支流の総数318。四国西南地域を大きく蛇行しながら、落差のない流れとなって、四万十市下田で太平洋に注ぐ。
 源流域には、津野町の北部や、梼原町などが含まれ、四国カルストや天狗高原、四万十源流の森、四万十源流の家など、四季折々の大自然と景勝にめぐまれた観光ポイントがある。また下流域には、観光屋形船やトンボ自然公園、佐田の沈下橋などの見どころがある。
 その豊富な自然は、たくさんの水生生物を育み、、それに関わる珍しい漁法なども現存している。
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