艶紅(ヒカリベニ) Hikaribeni
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艶紅(ひかりべに)とは、紅花から作った染料である。
紅花の色素を沈殿させたもので、黒味があるように見えるほど濃い赤色で、それを白磁の皿などに塗ると、光線の具合で金色に輝く。
古くは口紅としても使われ、特に上質のものは京都で精製されたため「京紅」とも呼ばれた。
上質のものは非常に高価で、江戸時代に入ると、遠路、京都から出荷された質の良い京紅が江戸の女性たちの憧れとなり、美しい紅をたっぷりと使う化粧が人気の的となった。
大金を稼ぐ事が出来る遊女は、唇だけでなく「爪紅」といって手足の爪にほんのりと紅を差したり、耳たぶにも薄く紅を差して色っぽさを演出したという。
艶紅は、江戸時代以降、染料として広く用いられてきた、伝統の化粧品である。
紅花の色素を沈殿させたもので、黒味があるように見えるほど濃い赤色で、それを白磁の皿などに塗ると、光線の具合で金色に輝く。
古くは口紅としても使われ、特に上質のものは京都で精製されたため「京紅」とも呼ばれた。
上質のものは非常に高価で、江戸時代に入ると、遠路、京都から出荷された質の良い京紅が江戸の女性たちの憧れとなり、美しい紅をたっぷりと使う化粧が人気の的となった。
大金を稼ぐ事が出来る遊女は、唇だけでなく「爪紅」といって手足の爪にほんのりと紅を差したり、耳たぶにも薄く紅を差して色っぽさを演出したという。
艶紅は、江戸時代以降、染料として広く用いられてきた、伝統の化粧品である。
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- 艶紅(ヒカリベニ)