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黄橡(きつるばみ)は、日本の伝統色のひとつで、ややくすみを帯びた赤みがかった黄色、やや黒味がかった黄赤色の名前で、木蘭色(もくらんじき)とも呼ばれる。
橡(つるばみ)は、ブナ科の落葉高木のクヌギの古名で、秋になると大きな団栗(どんぐり)がなる。団栗の名は、橡栗(とちぐり)が転じたものという説もある。その実の傘部分を煮出して、媒染剤に鉄を使用し染色すると青みがかった黒色になり、灰汁を使用すると黄橡色になる。
庶民の衣服の染料に多く使われたといわれている。
橡色の衣については古くは万葉集にも詠われており、黄橡色そのものは太古から存在していたと考えられている。
その落ち着いた色目は、現在も幅広い年齢層に人気であるという。
橡(つるばみ)は、ブナ科の落葉高木のクヌギの古名で、秋になると大きな団栗(どんぐり)がなる。団栗の名は、橡栗(とちぐり)が転じたものという説もある。その実の傘部分を煮出して、媒染剤に鉄を使用し染色すると青みがかった黒色になり、灰汁を使用すると黄橡色になる。
庶民の衣服の染料に多く使われたといわれている。
橡色の衣については古くは万葉集にも詠われており、黄橡色そのものは太古から存在していたと考えられている。
その落ち着いた色目は、現在も幅広い年齢層に人気であるという。
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