NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/7/5


花祭 Hana-matsuri 

Jp

 愛知県北設楽郡の奥三河各村々に伝わる、郷土の祭り・芸能。重要無形民俗文化財に指定されている。
 歴史ははっきりとしていないが、1593年には行なわれていたと歴史書には残されている。
 奥三河の一帯は、愛知、長野、静岡の三県が接する山岳地帯である。
 「神楽芸能」に関係している祭りといわれる。祭りには数箇所ごとの形式があり、大きな鬼の面を被り、練り歩くものから、子供たちが愛らしく舞う「花の舞」と呼ばれるものまで、多種多様で夜を徹して行なわれる。
 まつりの場所は「舞処」(まいど)と呼ばれ、中央に湯の入った釜が据えられる。祭りの終盤、この釜の湯が撒き散らされる。この湯にかかると1年間「無病息災」で過ごせるといわれる。
 毎年行なわれ、11月から1月の間、各村々で開催される。
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2007/1/25


吉備津神社 鳴釜神事 Kibitsujinja Narukamishinji Kibitsu Shrine Narukami Ritual

Jp En

 岡山県岡山市にある吉備津神社のお釜殿は、国の重要文化財にも指定され、参拝者に釜の鳴る音で吉凶を占うという珍しい神事が行われている。
 お釜殿では「かまど」にかけられた大きな鉄なべの前で御神酒をお供えし、神官が祝詞をあげて吉区を占う。釜の音が大きくなれば「よい知らせ」、音が小さいときや鳴らないときは「悪いしらせ」と言い伝えられている。
 この釜の下には、「桃太郎」に登場する、鬼の源流とされる温羅の首を埋めているという伝説も伝えられ、この話は、上田秋成の「雨月物語」のなかにも紹介されている。
 ある夜「桃太郎」のモデルと言われる大吉備津彦命の夢に温羅の霊が現れ、「自分の妻、阿曽女に釜を炊かせよ、そして世に異が起こるとき釜の前に行けば幸いあれば豊かに鳴り、禍あれば荒らかに鳴るだろう」と告げたのがこの鳴釜神事の起こりなのだとか。
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