NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/6


竹田市黄牛の滝 Taketa-shi Ameusi-no-taki 

Jp

 祖母山と阿蘇山、くじゅう連山に囲まれた竹田には、数々の美しい渓谷があり、その一つに「黄牛の滝」(あめうしのたき)がある。「豊後のナイヤガラ」や「大分のナイヤガラ」と言われ、龍にまつわる伝説が残っている。
 約25メートルの高さから流れ落ちる滝の迫力は、さながら龍が舞っているかの様。遊歩道が出来る以前は、地元の人も足を踏み入れた事のない幻の滝と呼ばれていた。
 その昔、龍が住み着いており、村人に危害を加えていたという。そこへ、一人の偉い僧侶が訪れ、子牛の首を滝壺に投げ込み、これを犠牲として龍を鎮めたと云われている。 
 黄牛(あめうし)は飴色(あめいろ)の毛色の牛の事で、古くは立派な牛として尊ばれた。この事から、滝の名前が付けられたとされる。
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白水の滝 Shiramizu-no-taki 

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 白水の滝は別府湾に注ぐ大野川の源流で河口から約100キロの地点にある。ここは岩間から湧き出る滝であり、高さは38メートル、かつては約100メートルにわたって湧水が飛び散り、白く輝いて、日本一の飛泉と称えられ、各地から多くの人々が訪れた。滝の下手には陽目(ひなため)の里名水茶屋やキャンプ場がある。
 画聖「田村竹田」は備後(岡山県)の学者を伴って訪れ、白水の滝をたたえて「天下奇観白水滝」等の言葉を残している。また、有名な歌人で雲上人の千種(ちぐさ)三位有功郷は「豊国の国の宝と岩間より湧きて泉の滝の白玉」と詠んでいる。
 1901年に白水井路が導水され、この滝の水を取り入れて約120ヘクタールを開田した。以後水の量が減り昔ほどのスケールの大きさはないが、奥豊後でも3本の指に入る名瀑である。
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