白石城（しろいしじょう）は、宮城県白石市にあった城である。
　白石市のほぼ中心にあった平山城で、別名を益岡城と言い、標高７６ｍの丘の上に建っている。
　丘の最上部に本丸・二ノ丸・中ノ丸・西曲輪、中段には沼ノ丸・南ノ丸・巽曲輪・帯曲輪・厩曲輪を置き、岡の周囲に館堀川を巡らし南は空堀で切断。館堀川で隔てた平地には三ノ丸・外曲輪を配置していた。
　主として仙台藩伊達氏の支城として用いられ、家老の片倉家が代々居住した。
　江戸幕府の一国一城制の対象外とされ、明治維新まで存続したが、天守閣など本丸の一部は１９９５年に木造で復元され、現在は公園となっている。
　白石城は、平安の昔から幕末まで戦争の舞台となった、歴史を感じさせる城である。