長野 頼岳寺 Nagano-Raigaku-ji
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頼岳寺は、江戸時代の寛永八(1631)年に開創された、曹洞宗(禅宗)の寺だ。
寺に向かって右にそびえる金毘羅山には、この地を古くから治めた諏訪氏の居城、上原城があり頼岳寺はその城下で繁栄した上原五山と呼ばれる五つの寺の一つ、永明寺を前身に持つ。
寺の開基でもあった初代諏訪藩藩主、諏訪頼水の時より、諏訪家の菩提寺ともなっている。
頼岳寺の開創には一つの逸話がある。
まだ前身である永明寺であったころ、同寺に罪人が逃げ込んだ。
当時の藩主であった諏訪頼水は、引き渡すよう命じたが、僧侶たちはこれを拒否。業を煮やした頼水は寺を焼き払い、廃寺としてしまう。
菩提寺を焼き払ってでも悪は許さないという頼水の正義感の強さを表す逸話だが、翌年には頼忠夫婦(頼水の両親)の墓、本尊釈迦如来、什器などを自らが開基となった頼岳寺に移し、菩提寺とするなど、信仰心の強い面も見せている。
寺に向かって右にそびえる金毘羅山には、この地を古くから治めた諏訪氏の居城、上原城があり頼岳寺はその城下で繁栄した上原五山と呼ばれる五つの寺の一つ、永明寺を前身に持つ。
寺の開基でもあった初代諏訪藩藩主、諏訪頼水の時より、諏訪家の菩提寺ともなっている。
頼岳寺の開創には一つの逸話がある。
まだ前身である永明寺であったころ、同寺に罪人が逃げ込んだ。
当時の藩主であった諏訪頼水は、引き渡すよう命じたが、僧侶たちはこれを拒否。業を煮やした頼水は寺を焼き払い、廃寺としてしまう。
菩提寺を焼き払ってでも悪は許さないという頼水の正義感の強さを表す逸話だが、翌年には頼忠夫婦(頼水の両親)の墓、本尊釈迦如来、什器などを自らが開基となった頼岳寺に移し、菩提寺とするなど、信仰心の強い面も見せている。
- 住所
- 391-0001 長野県茅野市ちの上原1753
- 名前
- 頼岳寺
- 電話
- 0266-72-3027
- HP
- http://www.lcv.ne.jp/~raigaku/