NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/10/9


千葉神社 Chiba-jinja 

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 千葉神社は、千葉県内最大の天神さまと称される神社である。
 千葉氏の祖、平良文により信仰された妙見菩薩の寺社が、平常長により祀られ、忠常の次男である覚算大僧正により整えられたのが始まりとされる。
 源頼朝からも保護を受け、願文、太刀などの奉納を受けている。江戸時代には徳川家康より永代二百石の寄進を受け、十万石の大名と同格の格式を与えられ、大いに栄えた。
 祭神は北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんしょうおう)。末社に座す千葉天神は千葉県下最大の天神さまとして、受験合格・学業成就を祈念する学生を中心に多くの参拝客を集めている。
 毎年八月に行われる例祭の妙見大祭には、縁起物の「ねがい鳥」「かない鳥」を求めて多くの人が訪れる。
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2007/9/11


青麻神社 Aoso-jinja Aoso Shrine

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 青麻神社(あおそじんじゃ)は、全国の青麻神社の総本社で、太陽・月・星を一緒に祀っており、名水の名所としても知られる。
 仁寿二(852)年に、現社家の遠祖・穂積保昌が京都からこの地に来て、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、月読神(つくよみのかみ)の日月星の三光神を清水湧く岩窟の中に奉祀したのが始まりとされている。あわせて里人に麻の栽培を教えたといわれ、これが神社や地名の由来となっている。
 この神社は昔から中風病退除のご利益で知られ、また創健者である穂積一族が水運に携わっていたことから海上安全の神として崇められており「三度詣でれば生涯中風の難よりのがれる」と伝えられている。
 現在境内には名水「おすず」が湧き出ており、清らかな水を求めて多くの参詣者が訪れる。
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2007/5/11


茂宇気神社 Mouke-jinja Mouke Shrine

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 茂宇気(もうけ)神社は、鳥取県鳥取市鹿野町にある茂宇気古刹。
 かつては妙見大権現(みょうけんだいごんげん)と呼ばれる地元の氏神だったが、元禄五(1692)年に茂宇気神社と改名。現在に至る。
 創立起源は不明だが、明応年中(1492)年と思われる棟札(棟上げのとき、工事の由緒・年月日・建築者・工匠などを記して、棟木に打ちつける札)が現存している。
 今では茂宇気(もうけ)の名前の語呂から、商売繁盛にご利益があると、商売繁盛の神様として信仰を集める。
 町から少し離れているうえ、105段という長い石段を登らなければならないにも関らず、全国から参詣者が絶えない。
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2007/3/27


岩手 日高神社 Iwate Hidaka-jinjya 

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 約千二百年の歴史を持つ古刹。岩手県水沢市に所在する。
 創建は平安時代。弘仁元(810)年に嵯峨天皇が建立したとされ、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)他七柱を祀る。
 天喜年間(1053〜1058年)前九年の役で、源頼義が安倍貞任討伐を日高神社に祈願し、日が高く登った未の刻(午後2時ごろ)に遂に目的を果たしたことから、「日高未の妙見宮」として篤く尊崇したという。また、この謂れからこの日高神社を「日高妙見宮」と呼ぶこともある。
 現社殿は、寛永九(1632)年に初代水沢城主の伊達宗利が改築したもの。三間社流造り(さんげんしゃながれづくり)と独特の虹梁(こりょう)、蛙股などが室町時代の手法を表している。平成二年には国の重要文化財に指定された。
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妙見山黒石寺 Myoukenzan-kokuseki-ji 

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 1300年以上の歴史を持つ古刹、妙見山黒石寺(みょうけんざんこくせきじ)。岩手県水沢市黒石町に所在する。
 創建は奈良時代。天平元(729)年に行基菩薩が開基したとされる。延暦年間の戦火で消失したが、嘉祥二(849)年、慈覚大師・円仁により復興された。
 本尊にある薬師如来像の胎内には貞観四(862)年造立時の造像記が残っており、古代東北の仏教信仰を伝える貴重な史料となっている。同時代に造立の木造僧形坐像、木造四天王立像とともに国の重要文化財に指定されている。
 旧正月に夜を徹して行われる黒石寺蘇民祭(そみんさい)は東北の奇祭として知られる。裸の男衆が裸参り、柴燈橙りなどを行い、翌日未明からは堂の前で男衆が東西に分かれ、裸で押し合いながら蘇民袋を奪い合う豪快な祭りだ。
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2007/1/31


相馬野馬追 Soumanomaoi Soma-Nomaoi Festival (Soma Wild Horse Chase)

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 相馬野馬追(そうまのまおい)は、福島県南相馬市で行われる神事である。毎年、梅雨明けと同時期の7月23日〜25日の3日間にわたり繰り広げられる。
 相馬周辺の市町村から500余りの騎馬武者が集まり、大きな3つの妙見神を神輿で招いて催される祭は、今から1060年以上も前、相馬氏の遠祖・平将門が領内の下総国相馬郡小金原に野生馬を放し、敵兵に見立てて軍事訓練をした事に始まると言われている。
 野馬追は、旧相馬藩の行政区であった「郷」によって構成され、郷は領内3妙見の中村神社・太田神社・小高神社に供奉する。
 相馬野馬追は、勇壮で武骨な、伝統ある戦国絵巻である。
 昭和五十五(1978)年、国の重要無形民俗文化財に指定された。
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2007/1/28


雲八幡 Kumohachiman Kumohachiman Shrine

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 雲八幡は、大分県中津市耶馬溪町にある神社である。祭神は、雲八幡大神・妙見大神。
 境内は千年杉と称する杉の巨木が林立し、源氏の追手に滅ぼされた平家の落人が河童になり、人に災いをするので、楽を奏して慰めるという「河童まつり」、正しくは「宮園楽」でも有名である。
 歴史は古く、神功皇后が三韓征伐より帰国した際、麓にある巨石の上で休息した。その後、この石の辺より常に白雲が立ち昇るなど奇瑞が続き、大宝3(703)年、白雲ことさら激しく立ち昇り、突如稲妻の如き光が現れて童形の神が出現し、消えたという。
 里人はこの不可思議な現象に、いよいよ恐れ崇め尊んで、この霊石の傍らに紫の禿倉を建て、丁重に祀った。これが今の雲八幡神社と、雲石である。
 天延元(983)年、清原正高により雲の社が現在地に移された。
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2006/12/20


酉の市 TorinoIchi Tori-no-Ichi Fairs (Rooster Fairs)

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 毎年十一月の酉(とり)の日を祭日として、東京浅草の酉の寺(鷲在山長國寺)や各地の鷲神社で執り行なう、一年の無事に感謝し、来る年の幸を願うお祭。お酉様ともいう。
 歴史は江戸時代からで、原型は花又村(現在の足立区花畑にある大鷲神社)において、農民が鎮守に感謝する収穫祭であり、鷲大明神に鶏を奉納していた。
 その後、花又村、勝専寺(足立区)と浅草の長國寺の3箇所が酉の市発祥の地として名を知らしめた。
 明和8年(1771年)、長國寺に「妙見大菩薩」が移され、一躍高名な酉の寺として認知される。妙身大菩薩は北斗七星の第七星、破軍星を戴いたものとされており、長國寺の寺紋も「月星紋」「七曜紋」と宇宙(そら)と深い関係を持つ象徴となっている。
 お祭りでは、縁起物として人気の高い「縁起熊手」があり、運を「かっこむ」(かきこむ)福を「はき込む」とされ、開運招福・商売繁盛を願うもので、いかにも「シャレ」を好む江戸っ子らしさが伺える。
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