NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/14


珠洲 喜兵衛どん Suzu Kihei-don 

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 珠洲の喜兵衛どん(きへいどん)は、石川県珠洲市上戸町北方にある建築物である。
 正式には能登記念館といい、数多くの民俗資料を展示している。
 今の建物は、明治二〇(1887)年に再建されたもので、浜屋づくりの典型を示している。
 「喜兵衛どん」の「どん」は、この地方の有力農民への敬称であり、この地域の大庄屋・喜兵衛どん櫻井家の立派な屋敷を利用したもので、喜兵衛どんは江戸時代は製塩と漆掻きを家業としていた当地の名家である。
 美術工芸品や、国指定の重要有形民俗文化財である製塩用具と生漆の採取用具、及び漆工用具などが多数保存され公開されていた。
 現在は、残念ながら閉館してしまっており、これらの資料を見る事は出来ない。
 珠洲の喜兵衛どんは、当時の生活を知る貴重な古民家である。
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2007/11/9


清水公園 Shimizu-kouen 

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 清水公園(しみずこうえん)は、千葉県野田市にある28万平方mの面積を持つ公園である。
 明治二七(1894)年、柏屋当主・茂木柏衛が庭園を建設し、町の人々に開放して開園された。
 園内には、応永五(1398)年に開山された、新義真言宗豊山派の寺である金乗院がある。本尊は薬師如来。
 金乗院参道の入口には、三〇〇年前に建立されたという仁王門がそびえており、他に、かつて迎賓館的な存在であった聚楽館、国指定重要文化財である古民家・旧花野井家住宅など、多くの旧跡を巡る事が出来る。
 日本のさくら名所100選にも選ばれており、2万株のツツジは関東有数の名所としても知られ、季節ごとの花を楽しめる「花ファンタジア」が併設されている。
 清水公園は、トータルポイントが100もある、日本最大級のフィールドアスレチックなどもある、四季折々の百樹百花とスポーツ、旧跡を家族で楽しめる公園である。
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2007/6/15


旧笠石家住宅 Kyuu-kasaishi-ke-juutaku 

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 旧笠石家住宅(きゅうかさいしけじゅうたく)は、青森県十和田市奥瀬にある古民家である。国指定の重要文化財となっている。
 この土地で古くから農業を営んできた笠石家の住宅で、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の右岸にある、狭い台地上になっている場所に保存されている。
 江戸時代後期の18世紀半ば頃に建築された、と推定されている。
 建物は寄棟造り茅葺の直屋で平面はひろま型に取られ、下手に馬屋があり、馬をつなぐため掘立柱が1間ごとに立っている。
 梁などの主要構造部はチョウナ仕上げで、また土台を用いず礎石に直接柱を立てるなど、古い要素を各所にとどめた独特の建築様式となっている。
 旧笠石家住宅は、南部曲屋成立の一端を覗ける古民家である。
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2007/6/6


旧三戸部家住宅 Kyuu-mitobeke-juutaku The Old House of the Mitobe Family

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 旧三戸部家住宅(きゅうみとべけじゅうたく)は、北海道伊達市梅本町の伊達市開拓記念館内にある古民家で、昭和四六(1971)年、国の重要文化財に指定されている。
 この住宅は明治五(1872)年に建てられた、現存する道内最古の開拓農家住宅で、亘理から移住した大工が亘理の下級武士の住宅に習い入植時に建てた、土間と2室からなっている。
 代表的な移住当時の民家で、昭和四四(1969)年に、現在地の開拓記念館構内に移築され保存された。
 寄棟造、茅葺屋根、釘を使わず組み立てる仙台地方の建築様式で建てられたのが特徴である。
 旧三戸部家住宅の建築時期は、道内の屯田兵屋と軌を一にしており、伊達開拓史を物語る建築物として大変貴重なものである。
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2007/6/4


旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋) Kyuu-kuroiwake-juutaku(Kyuu-misumai-tuukouya) Old Kuroiwa Residence

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 旧黒岩家住宅(きゅうろくいわけじゅうたく)は、北海道札幌市南区簾舞にある古民家である。昭和五九(1984)年、札幌市の有形文化財に指定されている。
 明治五(1872)年、旧簾舞通行屋(きゅうみすまいつうこうや)は、有珠新道の開通に合わせて、旅行者などの宿泊・休憩施設として建てられた。
 その後、黒岩家3代にわたる住宅として使用されてきたが、昭和五九(1984)年、札幌市が譲り受けた。
 現在の建物は、通行屋であった旧棟と新棟からできており、新棟は、馬小屋や納屋など当時の開拓農家の様子と簾舞の歴史資料が展示されていて、郷土資料館として一般公開されている。
 平成一七(2005)年、旧黒岩家住宅は、新たに北海道遺産に選定された。
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2007/5/21


渡辺竹清 Watanabe Chikusei 

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 1932年、別府市生まれ。竹工芸師渡辺清の次男として生まれる。
 同じく竹工芸師であった大田龍々斎を祖父に持つ。
 1966年に本名渡辺稔之から二代目竹清を襲名する。
 1978年に日本伝統工芸展にて入選。
 翌年、ティファニー社の専属デザイナー、エルサ・ペレッティ女史がデザインしたパーティーバッグを共同製作。これが一躍脚光を浴びることになり、発表から二〇年になろうかという今でも、マイナーチェンジを繰り返しながら多くの人々に愛され続けている。
1983年には日本工芸会認定、伝統工芸士の認定も受ける。
 別府竹細工には八つの基本的な編み方があるが、その中の一つである『網代編み』を得意とし、網代編みの巨匠と呼ぶ人もいる。
 古民家の囲炉裏に使われ、百年を吸収した古竹を用いて、さらに百年経った後も愛されるような作品を願って、今も精力的に発表し続けている。
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2007/5/11


三百田氏住宅 Sanbyakudashi-jutaku The Old House of the Sanbyakuda Family

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 三百田(さんびゃくだ)氏住宅は、鳥取県若桜町内の吉川集落にあった庄屋・三百田氏の旧宅で、現在は若桜郷土文化の里に移築・復元されている。
 「一代普請方合力人数帳」という古文書には、819人が一年以上かけてつくりあげ、江戸中期の元禄七(1694)年に完成したことが記されている。
 建築様式は因幡地方の特徴である、入り母屋茅葺き屋根で梁行四間・桁行七間半のいわゆる「四八」の造り。内部は土間ぞいに広間を持つ「広間型三間取り」である。
 一部の梁は鉋で仕上げられており、当時の民家としてははるかに先進的な工法であるが、これは、播州の宮大工が普請したことと関係すると見られている。また小屋梁や床下の大引のつくりから、地元の材木を工夫して大切に用いているのがわかる。
 外装には中国地方の古民家特有の「置き千木型」の棟飾りが施され、重厚な茅葺き屋根と相まって庄屋らしい堂々たる風格を感じさせている。
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2007/4/27


洞口家住宅 Horaguchi-ke-juutaku 

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 洞口家住宅(ほらぐちけじゅうたく)は、宮城県名取市大曲にある古民家で、国指定重要文化財となっている。
 大曲の旧家である洞口家の住宅で、和室が田の字に4つ並んだ名取型という間取りになっており、この形式では旧仙台藩領内最大規模である。
 建築年代は、江戸時代の宝暦年間(1751〜63年)と推定される。敷地は1500坪以上で、堀と居久根を巡らした近世の環濠大型古民家であり、「たてやしき」又は「たてのいえ」と呼ばれ親しまれてきた。
 母屋は、寄棟造、茅葺、石場建てで、桁行24.8m、梁間11mほど。母屋前には明治二一年の建築といわれる寄棟造、茅葺の表門と馬屋が配されている。
 洞口家住宅は、中世の面影を今に遺す貴重な古民家である。
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