NIPPON Kichi - 日本吉

記事数35件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/4/25


烏城紬 Ujou-tsumugi 

Jp

 烏城紬(うじょうつむぎ)は、岡山市伊福町に伝わる絹織物である。県の伝統工芸品に指定されている。
 寛政一〇(1798)年、塩分に強い綿栽培が発達した児島湾干拓地の灘崎村迫川・宗津あたりを中心に興った袴地織りが、その始まりとされている。
 安政年間(1854~1860)、着尺紬(きちゃくつむぎ)が多く織られるようになり、備前池田藩はこれらに岡山城の別名である烏城の名を付け、保護奨励したとされる。
 大正に入って綿を絹に代え、くず生糸を利用して緯糸(よこいと)に「からみ」の技法を加え、現在の烏城紬が誕生したという。
 手紬ぎ、高機による手織りのため緯糸打ち込みにばらつきが多く、これが糸の鈍い光沢と共に素朴な味わいを呈している。
 烏城紬は、丈夫でしなやか、保温性も抜群な伝統の絹織物である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/3/18


猿楽神社 Sarugaku-jinja 

Jp

 猿楽神社(さるがくじんじゃ)は東京都渋谷区の代官山、ヒルサイドテラスの一角にたたずむ小さな神社である。
 もともとは古墳時代末期、六世紀から七世紀に死者を埋葬した円墳の猿楽塚に建てられた神社である。
 かつて、猿楽塚には大小二基の古墳があり、その間には鎌倉街道が通っていた。大正時代にそのうちの一つを取り壊したところ中から多くの武具が見つかり、その作業を指示していた棟梁が奇病に取り付かれ、武具を元の場所に返したところ、棟梁の病気が回復したので、残された塚の上に猿楽神社が建立されたという。
 今では、毎年一一月にはヒルサイドテラスで猿楽神社の秋の祭礼が執り行われ、合わせて代官山フェスティバル猿楽祭も三日間繰り広げられている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/3/10


猫ちぐら Neko-chigura 

Jp

 猫ちぐらは、天然の藁(わら)を編んで作った猫用の家で、新潟県関川村の伝統民芸品。
 地元ではその昔、農家で使われていた子守りのためのゆりかごを「ちぐら」または「つぐら」と呼んでいた。当時はどこの家でも猫を飼っていたことから、それを猫用に改造して猫ちぐらが誕生した。大正時代には使われていたという証言があり、明治以前から作られていたものと見られている。
 百パーセント天然の藁を用いて、平均年齢七五歳のお年寄りが、一週間から十日かけてじっくりと丁寧に編み上げる。保湿性が高いうえに通気性にも優れているため、冬は暖かく夏は風通しがよい快適な寝床となり、狭くて暖かい場所を好む猫にとって、最適な環境が与えられる。
 猫ちぐらは特に形が決まっているわけではなく、製作者の創意によって様々な形状のものが存在する。かまくら型や壺型のものが一般的であり、籠状のものはほとんどない。大きなものほど形よく仕上げることができ、小さなものには一層の熟練を要するという。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/2/25