NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/6/27


魚魚あわせ Toto-awase Toto-Awase (Fish Card Memory Game)

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 魚魚あわせ(ととあわせ)は、日本人に馴染みの深い魚を地域別に集め、魚偏の漢字と色とりどりの千代紙・色紙の切り絵を使って生まれたユニークな絵あわせカルタ。企画・製作は、京都府宮津市の「丹後魚っ知館(うおっちかん)」の魚魚(とと)工房。
 2003年春の発売以降、絵柄の美しさと魚の種類や漢字の勉強になることからファミリー層を中心に人気を集め、販売合計個数は十万個を突破。2005年にグッドデザイン賞、2006年にグッド・トイ賞を受賞。現在、地方別に一一種類が販売されている。朱色や群青色など日本の伝統色を用いた箱、千代紙の繊細な模様を取り込んだカルタは、和のテイストに貫かれており、札には魚のミニ知識が添えられている。英語版の「Sushi Bar」は、海外へのお土産として好評。
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2007/2/1


福島 こけし Fukushima Kokeshi Fukushima Kokeshi Dolls

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 福島のこけしは、福島県で作られる、特徴ある民芸品である。
 こけしとは、東北の温泉地で江戸末期ころから湯治客に土産物として売られはじめた、ろくろ引きの木製の人形玩具である。
 本来の玩具としてのこけしは、新興玩具に押されて大正期には衰退したが、一方で趣味人が好んでこけしを集めるようになり、子供の玩具から大人の蒐集物として作り続けられた。
 こけしには10系統の地方差があるといわれ、福島のものは土湯系と呼ばれる。主に土湯温泉、飯坂温泉、岳温泉、福島市、郡山市などが産地である。
 その特徴は、頭部には蛇の目の輪を描き、前髪と、鬘の間にカセと呼ぶ赤い模様がある。胴の模様は線の組み合わせが主体である。
 福島のこけしは、綺麗よりも可愛いという形容がぴったりな、昔ながらの伝統工芸品である。
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鶉車 Uzura-guruma Quail Toy Cars

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 鶉車(うずらぐるま)とは、福島にて昔から作られる、車玩具である。
 鶉は体長20cmほどの小鳥で、頭は小さく体は丸く、尾が短い。褐色の地に黒や白の細かいまだら模様があるのが特徴である。
 福島の鶉車は百済から岩代の国(福島県)に住み付いた渡来人が、100歳を迎えた記念に寺院を建立し、その際に手斧で出来る木っ端片から発想を得て作ったのが始まりとされる。
 九州の宮崎県でも鶉車は作られているが、起源は大変似ていて、朝鮮から渡ってきた者が作ったとされている。
 宮崎の例をはじめとして、車玩具は西日本に数多く、東日本では珍しい。東北の地にも鶉車が存在するという、玩具県福島の奥行きの深さに感嘆する。
 鶉車は、江戸の昔の遊び心を今に伝える素朴な玩具である。
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2007/1/26


龍門の滝 Ryuumon-no-taki Ryumon Waterfall

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 龍門の滝は、大分県玖珠郡九重町の竜門寺境内に存在する、高さ20m、幅40mの滝である。
 中間に滝壷がある二段落としの滝で、夏には滝すべりや水遊びをする人で賑わう。
 鎌倉時代、中国(宋朝)からの渡来僧・蘭渓道隆禅師が幕府の招きに応じた際、当地に立ち寄り、この滝が「河南府の龍門の滝」に似ていることから龍門の滝と命名した。更に一宇を建立し、吉祥山竜寺と名付けたと伝えられる。
 シンメトリーな形状は一際目を引く美しさで、紅葉の名所としても知られている。
 また、この滝には大蛇がすみ、雷雨とともに清から現われ、太平寺の仁王門に巻きついたという伝説が残っている。
 辺りは竜門温泉と言われる天然温泉が湧き出る地である。
 龍門の滝は、なだらかな岩床を滑る滝すべりで子供達にも人気の遊び場であり、景勝地である。
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2007/1/18


三春駒 Miharugoma Miharu-goma Horse Toys

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 福島県田村郡三春町の伝統工芸品・郷土玩具。日本三大駒(青森県の八幡駒、宮城県の木下駒、福島県の三春駒)のひとつとしても知られる。
 平安時代の武官、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に苦戦していたところ、どこからともなく現れた木馬に助けられた、という伝説から生まれた子供の玩具「子育木馬」が発祥とされる。
 白駒と黒駒があり、彩色は赤、黒、金色と鞍の紺。馬産地として知られた三春ならではの、たくましい馬体が特徴で、馬への深い愛情が感じられる。
 鋸(のこ)で切り目を入れて顔合わせの二個組みを作り、次に後頭部に当たる中心にノミを入れて割り、仕上げている。
 様々な飾りをつけた若駒を一刀彫りの直線により力強く表現した特徴ある形が現在の姿。
 白馬と漆黒の馬が対で並んでいると、飾り気のない風情が実に愛らしい。
 福島競馬場のゴール板の上には、三春駒が飾られている。
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