NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/22


神代神楽 Kamiyo-kagura 

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 神代神楽(かみよかぐら)は宮崎県に伝わる神楽で、岩戸神楽や里神楽とも呼ばれている。台詞のない無言劇であり、日本神話を元に演じられる神楽である。太陽の神・天照大神の岩戸隠れと復活物語が主題になっている。
 神楽は古来より、五穀豊穣や雨乞い、安全祈願のために神に奉納するための舞である。
 神代神楽は笛、大拍子、大太鼓などを中心とした演奏の中、面、装束を付け、身振り、手振りにより演じられる。内容は神々を再現する神楽、四方を祓い清める神楽、神が降神する神楽、曲芸的な神楽、能の形式をとる神楽などがある。
 元来は民間の間で行われていたらしいが、次第に神社の祭礼時に神楽殿などで行われるようになった。
 
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2008/9/1


岩滑新田 神明社の祭礼 Yanabe-shinden Shinmei-sha-no-sairei 

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 岩滑新田(やなべしんでん)神明社の祭礼は、愛知県半田市岩滑の神明社にて毎年4月中旬の土日に行われている神事である。
 神明社は、元禄四(1691)年、天照大神を祭祀としたのが始まりとされる。
 山車祭りは大正初期に始まったが、祭りの担い手である青年会の解散により昭和二九(1954)年、一時は途絶えた。しかし昭和五二(1977)年、再び復活した。
 祭礼では、前日の夕方から提灯で飾った岩滑新田の山車、平井組神明車と奥組旭車が引き出される。山車の彫刻は新美常次郎の手によるものであり、丁寧で美しい。本祭りの日は神明社から秋葉社、津島社を経て、神子、三番叟、神楽が奉納される。
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2008/8/28


神鏡 Shinkyou 

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 まだ、科学の発達していなかった古代の人々にとって、自らの姿を映し出す鏡は神秘的なものであり、また、神の不思議な力が宿る畏敬の存在であった。
 日本でも弥生時代や古墳時代の有力者の墓から多くの青銅の鏡が出土している。また、邪馬台国の卑弥呼の時代には朝鮮半島を経て多くの銅鏡である方格規矩四神鏡(ほうかくきくししんきょう)が日本に入ってきた。
 その後、鏡は、呪術や祭りでの神の権威の象徴として取り扱われるようになり、天皇の時代には神鏡は権威の象徴の一つとなっていった。
 天皇家に伝わる三種の神器の中の一つに八咫鏡(やたのかがみ)がある、この鏡は天照大神(あまてらすおおみのかみ)が天上より御くだりになった時、天照大神自身だと思って祀るようにと伝えられている鏡である。
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2008/7/7


倭姫宮 Yamatohime-no-miya 

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 倭姫宮(やまとひめのみや)は、三重県伊勢市にある神社だ。
 伊勢神宮皇大神宮の別宮であり、日本神話において第一一代垂仁天皇の第四皇女と伝えられる倭姫命(やまとひめのみこと)をご祭神としている。
 倭姫命は、天照大御神のご鎮座の地として現在地である五十鈴川のほとりに伊勢神宮を創建、各種祭事の制度を定め、現在に至る神道の基礎を作ったと伝えられる人物で、こうした功績を称えると共に、地元住民たちの要望もあって大正一二(1923)年に、外宮と内宮のほぼ中間である倉田山に創建された。
 緑豊かな原始の森の中に立つ社殿は、内宮に準じて萱葺の神明造となっており、他に十三宮ある別宮の中で最も新しいものである。
 また、倉田山に隣接する間の山(あいのやま)には、倭姫命の陵墓といわれる尾上御陵(おべごりょう)と呼ばれる小さな古墳もあり、そうした経緯から倉田山が選ばれた。
 緑深き森の中にひっそりと立つ神社は、太古の日本神道の立役者が住まう場所なのである。
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2008/7/4


月読宮 Tsukiyomi-no-miya 

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 月読宮(つきよみのみや)は、三重県伊勢市にある伊勢神宮の内宮である皇大神宮の別宮である。
 祭神は最高神である天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神の月讀尊で、内宮別宮としては天照大神の荒魂を祀る荒祭宮に次ぐ二位にあたる。
 宮域には同じく内宮別宮である神明造の社殿が四つ並び、月讀宮、月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮の順に参拝するのが正しいとされる。
 その由緒は定かではないが、延暦二三(804)年の大神宮儀式帳にはすでに記載があり、そのころは別宮四社あわせて「月讀宮」と呼ばれていたようである。
 延長五(927)年の延喜式では伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮、月讀宮と月讀荒御魂宮がそれぞれ一院とされていた。
 現在のように四宮それぞれが瑞垣をめぐらした形となったのは明治六(1873)年からである。
 杉木立の続く参道などの緑豊かな宮域に建ち並ぶ四つの社殿には荘厳な空気が満ち溢れ、ここが神域であることを改めて感じさせてくれるだろう。
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2008/7/3


月夜見宮 Tsukiyomi-no-miya 

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 月夜見宮(つきよみのみや)は、三重県伊勢市にある神社で、同地にある伊勢神宮の外宮である「豊受大神宮」の別宮だ。
 その外宮から北へ約300mほどにあり、伊勢市のほぼ中央に位置している。
 外宮の境外別宮は月夜見宮一社のみで、最高神の天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神である月夜見尊を祭神としている。
 その創建年代や由緒は定かではないが、古くは高河原(たかがわら)と呼ばれ、延長五(927)年の延喜式にはすでに外宮摂社の首位とされており、宮域には今も外宮摂社の高河原神社がある。
 その後の承元四(1210)年、第八三代土御門天皇の御代に別宮に昇格した。
 社殿は外宮に準じて外削ぎの千木と、奇数である五本の鰹木を持つ萱葺の神明造となっている。
 市街中心部だけに周辺は繁華街となっているが、宮域は楠の木や欅などの常緑樹が生い茂る豊かな緑に包まれており、ひとたび鳥居をくぐれば、そこは都会の喧騒とはかけ離れた、とても静かで清浄な氣に満ちている。
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2008/6/16


丸尾の滝 Maruono-taki 

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 鹿児島県霧島市の「丸尾の滝(まるおのたき)」は、国道223号沿いから見える滝で、霧島温泉郷のひとつ、丸尾温泉に位置する。
 天照大御神の命を受けた神々が天降られたという「天孫降臨(てんそんこうりん)」の山で知られる霧島山・高千穂の峰。この霧島連山のほぼ中央で、今なお火山活動を続ける新燃岳(しんもえだけ)の西南西にある大小10あまりの温泉を、霧島温泉郷という。
 山峡に豪快な音と飛沫を上げて落下する乳青色の滝は、高さ20メートル、幅20メートルあり、湯煙を上げながら霧島温泉のお湯を集めて流れ落ちる、珍しい滝である。
 丸尾の滝は、夜になるとライトアップされる。水銀灯に照らし出された滝の流れが、昼間とは違った幻想的な美しさとなり、湯の滝を改めて満喫することができる。
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2008/5/30


恵那山 Ena-san 

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 恵那山(えなさん)は、長野県下伊那郡阿智村~岐阜県中津川市にまたがる標高2191mの山である。日本百名山の一つとされる。
 天竜川と木曽川に挟まれた中央アルプス・木曽山脈の最南端にあり、頂上には旧恵那郡全体の産土神を祀る恵那神社がある。
 その山容は馬篭から望むのが美しいといわれる。文豪・島崎藤村の作品にもしばしば登場し、麓の人々の暮らしにも深いかかわりを持つ山である。
 山名は、天照大神が産湯に使った時、その胞衣(えな)を山中に埋めたという伝説に由来し、元々の名前は胞山と記され、恵那山と表記されるようになったのは江戸時代と言われている。
 山体の大部分は花崗岩で形成されており、山頂一帯は、胞山県立自然公園に指定されている。
 恵那山は、古来より伝わる伝説の山である。
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