NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/30


瀬尾観音三滝 Sebi-kannon-mi-taki 

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 瀬尾観音三滝(せびかんのんみたき)は鹿児島県西北の下甑島(しもこしきじま)の瀬尾川上流にあり、55メートルの高さから三段になって落ちている滝である。
 瀬尾川周辺は江戸時代に郷土が居宅した場所で玉石垣の名残があちらこちらに見られる。滝壺近くには観音堂が祀られており、「川の水は甘露であり万能の薬水である」という評判が広まり、わざわざ遠方からこの水を求めて訪れる人も多かった。
 夜になると満天の星空の下、景観に合うように控えめのライトアップがほどこされ、神秘的な青白い水のヴェールが映し出される。
 周囲は休憩所、展望所、河川プール、グラウンドゴルフ場、ガラス工芸品などの施設とキャンプ場が整備されていて、夏は人気のスポットになる。
 また礫(れき)の多い急斜面には国の天然記念物指定のヘゴの群落がみられ、自然の豊かな地だ。
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2007/12/7


甘露泉水 Kanro-sensui Kanro Sensui

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 甘露泉水(かんろせんすい)は北海道北部に位置する利尻島の利尻山(標高1771メートル)の湧き水である。
 利尻山は利尻富士とも呼ばれ、日本名山百選にも選ばれた明峰である。
 甘露泉水は利尻富士の3合目付近、標高にすると290メートルあたりから湧き出している。四季を通じて水温は約5.5度と一定で、日本名水百選の一番北に属しており、名前のとおり甘い水である。
 利尻富士は風光明媚な山であり、トド松、エゾ松やイタヤ楓、ダケカンバなど自然の宝庫といえる場所であり、甘露泉水は山に降り注いだ雨や雪解け水が地下に浸透し、100年の年月をかけて湧き出したものである。
 利尻富士の標高はさほど高くないが重装備が必要なほど険しい環境に支配されている。しかし、登山者は多く、頂上からはサハリンまでを見渡せることが出来る、また、登山者にとって、登山の途中で甘露泉水を口にするのは大きな楽しみの一つである。
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2007/7/12


ポン山 Pon-yama Mt. Ponyama

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 ポン山は、北海道の利尻島、利尻郡利尻富士町にある標高444mの山である。
 利尻島は日本百名山にも名を連ねる標高1721mの利尻岳を中央に配した丸い島で、海岸線に沿って道路が整備されている。
 ポンとはアイヌ語で小さいという意味で、利尻岳に比べて小さい山ということでポン山と呼ばれている。そういうわけで、利尻島には多くのポン山が存在する。
 一般にポン山と言った場合、最も高い鴛泊ポン山(おしどまりぽんやま)の事を指す。頂上からは鴛泊市街地や礼文島の眺望が大きく広がり、高山植物と野鳥が見渡せる。
 島の南側には、鬼脇ポン山、仙法師ポン山と呼ばれている寄生火山らが存在し、爆裂火口の跡と見られる姫沼やオタドマリ沼が景色に色を添える。
 ポン山は、小ポン山、甘露水、姫沼を結ぶ遊歩道も整備されている、登山しやすい山である。
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2007/6/6


大滝村 三階滝 Ootakimura Sankai-taki The Sankaitaki Waterfall

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 大滝村の三階滝(さんかいたき)は、北海道伊達市大滝区三階滝町にある景勝地である。
 支笏・洞爺国立公園のほぼ中央に位置する大滝村には、大小十以上の滝がある。
 中でも三階滝は、三段の層をなして流れ落ちる豪壮な滝で、大滝村の名前の元にもなっている。
 周囲に轟音を響かせ、飛んでくる水しぶきも心地よい滝は、長流川の支流である三階滝川の途中にあり、落差は約16mほど。
 春は、まぶしいばかりの新緑やウグイスのさえずり、秋は紅葉と白い滝水の調和が楽しめる。
 滝のそばには、三階滝公園、わき水「甘露法水」なども整備され、川の流れに手や足を浸して、ひんやりとした水の感触を確かめる人が後を絶たない。
 大滝村の三階滝は、村を象徴する雄大な滝である。
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2007/5/24


京極のふきだし湧水 Kyougokuno-fukidashi-wakimizu Kyogo Spring

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 「京極のふきだし湧水」は、北海道の虻田郡京極町にある「ふきだし公園」内にある湧水所。
 標高1898m、北海道南西部で随一の高さを誇る羊蹄山。山麓は湧水が豊富で、周囲には合計17ヶ所の噴出し口があり、日量はなんと53万トン。その中でも最大の湧水量を誇るのが「京極のふきだし湧水」で、水量は1日約7万トンとされる。
羊蹄山に降った雨や雪解け水がろ過され、地中のミネラルを加えながら50~70年という長い年月を経て流れ出る自然の湧水。「甘露」と形容されるその水は、口に含むとやわらかく、ほんのり甘いのど越しだ。
昭和六十年には環境庁の「名水百選」にも選ばれている。
 苔むした岩や緑の木々の間から水が一気に噴き出す様は、せせらぎの音と共に癒しの空間を作り出している。近郊ばかりか札幌から水を汲みに通ってくる熱心なファンもいるようだ。
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