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2008/10/15


野田 ばっぱか獅子舞 Noda Bappaka-shishimai 

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 ばっぱか獅子舞(ばっぱかししまい)は、千葉県野田市清水にある八幡神社で、毎年の七月二四日に奉納されている古式ゆかしい獅子舞である。
 元禄六(1693)年に、現在の埼玉県にあたる武蔵野国下間久里村から伝えられ、同年に大流行した疫病の厄除けとして村の氏神である清水村八幡神社に奉納されたことにより始まったとされる。
 古くは『子ササラ舞』と呼ばれていたが、舞手の腹につけた太鼓の音が「ばっぱかばっぱか」と聞こえるところから、現在の呼び名になったといわれている。
 昭和十(1935)年に一度途絶えるも、清水地方に伝わる五穀豊穣、厄除けの伝統的な儀式であるとして戦後に復活した。
 獅子舞と棒術、居合術の三つから成り立っており、昔からの形式を残す数少ない、貴重な獅子舞として千葉県の無形民俗文化財に指定され、今もその伝承を精力的に伝え続けている。
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2008/9/10


丹波山 ささら獅子 Tanba-yama Sasara-shishi 

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 ささら獅子は、山梨県の丹波山村の七月の祇園祭で演じられる獅子舞である。
 丹波山村は昔から江戸と甲斐、今の山梨県を結ぶ宿場町であり、 林業の町であった。ささら獅子は350年以上も続く祇園祭で神輿と供に五穀豊饒を祈願して演じられてきたものである。古い書見によると宝暦九(1759)年にはすでに広まっていたと書かれている。
 ささら獅子の構成は、ささらを一対ずつ持った花笠役を四人四方に配置し、その中で太夫(黒毛)・小太夫(茶)・雌獅子(朱)三頭の獅子が舞う角兵衛流である。舞は大刀使いと獅子による白刃の舞が中心である。その舞の後に神輿が宮入する。
 尚、ささらとは田植のときに使っていた竹で出来た道具のことで、獅子舞の時に使われる楽器のことである。
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2008/9/8


朝倉の梯子獅子 Asakura-no-hashigo-jishi 

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 朝倉の梯子獅子(はしごじし)は、愛知県知多市新知の牟山(むさん)神社にて毎年10月第1日曜日に行われている神事である。県の無形民俗文化財に指定されている。
 牟山神社は、文永三(1266)年に藤原源太正成が創建したと伝えられる古社で、天御中主尊、大己貴尊、少彦名尊を祀る。
 慶長三(1598)年、村に現れたイノシシが農作物を荒らしたので、これを梯子攻めにして退治した。翌年、例祭にて梯子に登る雄獅子の舞を演じたのが始まりとされている。
 梯子獅子では、31段の梯子と高さ約9mの櫓の上で、雄獅子の面をかぶった二人一組の獅子がお囃子に合わせて曲芸的な、はなれ技を演技する。
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2008/8/29


大獅子小獅子の舞 Oo-jishi-ko-jishi-no-mai The Dance of Big Shishi and Small Shishi

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 年に一度、半田市の春の祭礼「春の山車祭り」で成岩神社に奉納される舞が「大獅子小獅子(おおじしこじし)の舞」である。
 祭礼に奉納される獅子舞は数多くあるが、その中でもこの舞の歴史は特に古い。江戸中期にはすでに舞踊られていたという記録が残っており、それ以前の流派が色濃く伝承されているという。
 大獅子・小獅子それぞれ二人で四足の獣体をかたどる伎楽(ぎがく)獅子と呼ばれる。
 白い鶏の冠をつけ、簓(ささら)と呼ばれる楽器を手にした男の子、「ささら摺りの童子」に寄り添われ、大獅子の舞が演じられる。乱獅子、花獅子、鳶獅子、剣獅子の四曲が大獅子によって演じられた後、小獅子の舞が始まる。
 道化役のおかめとひょっとこが現れ、軽快な調子で小獅子は十二曲の舞を演じる。農民達の雨乞いの祈りが込められているという小獅子は、地をのたうち雲を呼んで天に昇ろうとする龍の姿を演ずるものである。
 昭和四二年一〇月三〇日に県の無形民俗文化財に指定された。
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2008/5/12


八釜の甌穴群 Yakama-no-Ouketsu-gun 

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 八釜の甌穴群(やかまのおうけつぐん)は、愛媛県上浮穴郡柳谷村に位置する黒川の激流によって出来たものである。巨大甌穴を含む35個の甌穴が集まっているという。
 甌穴最大のものは、直径9~12m、深さ約10mにもなり、トンネル釜・獅子釜・眼鏡釜などと命名された主流に連なる8つの甌穴が、釜の形に似ている事から八釜の甌穴群と呼ばれるようになったとされる。
 地質は秩父古生層からなり、河床となっている堅硬なフリント質角岩が河水の長年にわたる侵蝕作用によって、大小三十有余の甌穴群を形成したといわれる。
 昭和9年5月に国の天然記念物に指定され、昭和27年3月には特別天然記念物に指定された。
 立て札には、「付近一帯には、地盤の隆起と主流の変化により、誕生から成長、破壊と各過程の甌穴を視察することができ、学術上極めて価値が高いとされている。」と記されている。
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2008/1/30


綱木之里大名行列 Tsunagi-no-sato-daimyou-gyouretsu Tsunaginosato Daimyo’s Procession

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 綱木之里大名行列(つなぎのさとだいみょうぎょうれつ)は宮城県登米市東和町に伝承される行列練り。永禄七(1564)年、鳩岡城主の葛西民部少輔(かさいみんぶのしょう)が八幡神社を再建し、神輿等を寄進し祭日にやぶさめを奉納したときより始められ、現在は毎年九月中旬に開催されている。
 午前一一時にホラ貝と花火が鳴り響き、一行は八幡神社を出発。重々しい袴姿の露払い、騎馬先陣、道中奉行を先頭に、おみこし担ぎ、稚児行列、京都祇園囃子の流れを汲む打囃と総勢約120人ほどが続く。天狗と獅子が踊りながらやってきて、無病息災と子供たちの頭を噛むしぐさをしてみせる。
 左右に大きく体を揺らしながら進む奴たちは時折立ち止まり、手にしていた長さ三メートルを超える毛槍を威勢良く相手に投げ渡す。この「お取り替え」と言われる動作に、沿道からは歓声が上がる。
 やわらかい音色が響く雅やかなお練りだ。
 
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2008/1/17


蒲公英(タンポポ) Tanpopo 

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 春の訪れとともに黄色い花を咲かせ、ふわふわの綿毛のついた種子を作る蒲公英(たんぽぽ)。誰もが一度は幼い頃に、その綿毛を吹いて戯れたことがあるのでは、というくらい日本では馴染み深い植物である。また、春の季語として俳句や短歌などにも多く詠まれている、
 種子は風に乗って遠くまで飛び、生命力も非常に強く、発芽する場所を選ばないという。
 キク科の多年生植物で、きざきざの葉がライオンの牙を連想させることから、「ダンデ・ライオン」という英名がついている。漢字の蒲公英は中国名である。
 たんぽぽという言葉の由来には様々な説がある。冠毛が綿を丸めて布などで包んだ「たんぽ」というものに似ていることから、「たんぽ穂」と名づけられたという説もある。
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2007/12/28


人里獅子舞 Henbori-shishi-mai 

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 古くから受け継がれてきた伝統芸能が多く残る桧原村。その伝統芸能のひとつである獅子舞は、全て三匹獅子によるもので、起原は室町時代にまでさかのぼるといわれている。
 人里(へんぼり)地区にも古式ゆかしい人里獅子舞が伝承されている。人里獅子舞は九月の中旬に、豊作を祈願して五社神社に奉納される舞である。
 「庭がため」から始まり、「ふじがかり」「三拍子」「笹がかり」など一一の演目が次々と披露される。
 祭りの最後は「大太刀がかり」で締めくくられる。二組の太刀引きと獅子によって演じられる、真剣勝負の舞である。太刀引きとの争いに勝った雄獅子が刀を口にくわえる場面は、祭りのクライマックスである。
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