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伊良湖(いらこ)東大寺瓦窯跡は昭和四一(1966)年、豊川用水初立(はつたち)ダム工事中に発見された。その後の調査により鎌倉時代に東大寺大仏殿の瓦を焼いた窯であることが明らかになった。出土した瓦にいずれも東大寺の銘があり、軒先に付けられる丸い鐙瓦(あぶみがわら)には「東大寺大仏殿瓦」の文字が刻まれていた。
平窯一基と傾斜地を利用した細長いトンネル状の窖窯(あながま)が三基見つかった。窖窯の全長は一一.三~一一.五m、最大幅は二.五mあった。
当時生産された枚数は一説には五万枚ともいわれている。平瓦で長さ四三cm、厚さ三cm、重さは七kgもあった。三五〇tにもおよぶ大量の瓦は海路で運ばれたとされる。
数々の出土遺物は田原市渥美郷土資料館の埋蔵文化財室に展示されている。
平窯一基と傾斜地を利用した細長いトンネル状の窖窯(あながま)が三基見つかった。窖窯の全長は一一.三~一一.五m、最大幅は二.五mあった。
当時生産された枚数は一説には五万枚ともいわれている。平瓦で長さ四三cm、厚さ三cm、重さは七kgもあった。三五〇tにもおよぶ大量の瓦は海路で運ばれたとされる。
数々の出土遺物は田原市渥美郷土資料館の埋蔵文化財室に展示されている。
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