NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/10


伊達締め Date-jime 

Jp

 伊達締め(だてじめ)は、長襦袢や着物の胸元を整え、胸元のくずれを防ぐ目的で用いられる和装小物の一種である。
 長襦袢の上に一本、着物の上から一本と普通は計二本必要で、まず腰紐で着丈と衿元を決めた後に、その紐の上にこの伊達締めを締める。伊達締めには腰紐が緩まないようにするという役割がある。
 また、伊達締めをすることで、和服のラインが滑らかになるので、薄手でしっかりした、色落ちしないものが適しているとされる。
 素材は正絹や化繊のものがあり、硬めに織った一重のものや芯を入れて仕立てたものがある。最近ではゴム状で扱いが簡単なものもあるが、通気性が悪く、今も絹の博多織りが定番となっている。
 博多織の伊達締めは、本場筑前(ほんばちくぜん)を略した本筑(ほんちく)ともいわれ、密度の高い織り目が締めやすく、そのキリリとした締め心地が伊達締めにぴったりである。
 伊達締めは、和装に欠かせない、昔から伝わる小物である。
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2007/1/5


京くみひも Kyokumihimo Kyo Braiding

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 京都に古代から伝わる「京くみひも」。糸を組み上げて作る伝統工芸品だ。1本1本の紐が綾なすその上品で優美な美しさは、世界に類ない独自の芸術品だ。
 古代の縄文時代には簡単なくみひもが用いられていたと記録に残る。その後、奈良時代に中国から技術が伝えられ、高度で複雑な工芸くみひもが発達。平安・鎌倉時代になると、意匠はさらに優美なものになり、独自の美しさを築き上げる。主に服飾を飾る平緒や袖括りの緒、冠の緒などに用いられ、天皇や貴族、武士などに愛用された。江戸時代には庶民にも広がり、羽織紐、組紐など様々な技巧を凝らすようになり現代では主に和装小物として用いられている。
 基本的な組み方だけで約40種類、模様などのバリエーションを含めると3千種類以上あるのだとか。その工程はすべて手作業で、1本のくみひもを組むために、丸々一日かかることもあるという。
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