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2007/5/15


出雲めのう細工 Izumo-menou-zaiku Izumo Agate Work

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 出雲めのう細工は島根県松江市で作られている工芸品で、島根県ふるさと伝統工芸品の一つ。
 めのう細工の起源は古く、神代にまでさかのぼると言われ、古代の装飾具である勾玉は翡翠やめのうを加工して作られた。
 古代の勾玉は多く島根で作られたと言われ、三種の神器の一つ八坂瓊勾玉もその一つであるとされる。
 出雲めのう細工は江戸末期頃に始まり、大正時代には玉湯町を始め、各地の集落で作られていたが、その後職人が減少、現在はめのう細工伝承館で技術が継承されている。
 土産細工の勾玉以外に、ペンダントやネックレスなどの装飾品を主流に作成して、観光客に人気を集めている。
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2007/4/17


石鎚山古墳群 Ishizuchiyama-kohungun Ishizuchiyama Kofun Group

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 加茂川を見下ろし、遥かに加茂平野を望むことができる丘陵の先端部に築かれた「石鎚山古墳群」。芦田川下流域で最古の古墳である。
 石鎚山古墳群は、2基の古墳からなる。1号古墳は、直径20mの円墳で、2基の竪穴式石室を内部に擁する。2号古墳も円墳で、直径16m。2基の土壙墓(どこうぼ・土中に穴を掘っただけの墓)を持つ。
 1号古墳からは壮年の男性人骨や中国製の鏡、勾玉や鉄製工具類などが出土された。この「斜縁二神二獣鏡」は中国の三国時代・3世紀のものであり、このことから被葬者は中国製品を入手できた有力な権力者であることが窺える。2号古墳からは、「内行花文鏡」と呼ばれる、中国の漢の時代の鏡が出土された。2号古墳は1号古墳より後の時代の造立と考えられている。
 出土品の一部は、広島県立歴史博物館、広島県立歴史民族館で公開されている。
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2007/3/28


柏谷横穴群 Kashiya-ouketsu -gun 

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 柏谷横穴群は静岡県田方郡函南町、柏谷公園に位置する古墳である。
 6世紀末から8世紀までに墓地として使われた横穴群。
 東西600メートル、南北250メートルにおよび、300基以上が存在する全国でも有数の規模を誇り、「柏谷の百穴」とも呼ばれる。一部は国指定史跡。
 長方形の玄室を作り、玄室までの羨道を造った形のものが多い。入り口は閉塞石と言われる川原石で塞がれていた。
 埋葬品は匂玉や菅玉、耳飾りの装飾品、武器、馬具の鉄製品、食器などの土器が出土している。
 柏谷公園は古墳以外に復元した竪穴住居と高床倉庫があり、古代の建物や史跡に身近に触れ合える場所となっている。
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2006/12/15


丸山遺跡 Maruyama-iseki Kuboizumi-Maruyama Historic Sites

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 佐賀県の久保泉丸山遺跡は、縄文時代晩期から弥生時代前期の118基の支石墓と、5〜6世紀の12基の古墳群が小さな台地上にまとまって存在していた複合遺跡である。
 遺跡そのものはもともと佐賀市久保泉町川久保に位置していたが、長崎自動車道建設のために、金立公園内に移転され、復元されている。古墳の石室には竪穴式と横穴式があり、竪穴式石室の中で最大のものは長さ1.87メートル、幅0.73メートル、高さが0.76メートルある。
 石室の中からは鉄剣や鉄ほこ、刀、やりがんな、勾玉など多くの出土品も見つかった。これらの出土品は、5〜6世紀の佐賀平野の有力首長の墳墓の変容をよく示すものである。
 丸山遺跡は、昭和59年、県の重要文化財に指定された
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