NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/4


十三湖 Jusanko Lake Jusan

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 十三湖(じゅうさんこ)は、青森県五所川原市十三に広がる周囲30km、面積2060ヘクタール、水深3m前後の静かな汽水湖である。
 海水と淡水が混合した汽水湖で十三潟とも呼ばれ、青森県で3番目の大きさを誇り、シジミが多く採れる湖として知られている。
 鎌倉時代から室町時代にかけて、日本海沿岸の交易港「十三湊」のあった場所であり、津軽地方の有力豪族であった安倍氏・安藤氏の拠点として広く海外と貿易を行いながら全国屈指の港町を築き、栄えたが、近世以前に衰退した。
 その歴史を語りつぐように、今もなお十三湖周辺には山王坊日吉神社(さんのうぼうひえじんじゃ)の京風二重鳥居、十三宗寺、安藤一族の居城・福島城跡など、数多くの史跡が残されている。
 十三湖は、かつて国際港として栄えた落ち着いた風情の湖である。
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2007/9/13


細島港まつり Hoso-shima-minato-matsuri Hososhima Harbor Festival

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 細島港まつり(ほそしまみなとまつり)は、毎年七月下旬の金・土・日曜日、細島商業港周辺で行われる細島八幡宮の夏祭りである。
 明治二二(1889)年に全国で町村制が敷かれ、細島は宮崎、都城、延岡、油津とともに町となった。このことを記念し、交流の深い関西からこの祭りをもってきたといわれている。
 太鼓台をぶつけ合う男の祭りとして知られ、関西のだんじりと同じく喧嘩祭りとして勇壮な姿をみせる。祭りの夜、二台の太鼓台の激しいぶつかり合いにより、盛り上がりは最高潮に達する。
 細島八幡宮のご神体をのせた神輿が、はためく極彩色の大漁旗に守られ海上を駆け巡る神輿海上渡御(みこしかいじょうとぎょ)も行われ、航海安全と大漁を祈願する祭として大きな賑わいを見せる三日間である。
 
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2007/9/10


五十鈴神社 Isuzu-jinja 

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 宮城県気仙沼市にある、カツオの水揚げで名高い気仙沼港に程近い神明崎の上にあるのが五十鈴神社(いすずじんじゃ)だ。
 その興りは応永年間(1394~1428)にまで遡る。当時、周辺の村毎に一社の皇大神宮を祀ることになり、丸森に建立されたのが始まりとなる。
 その後の慶安年間(1648~1652)に現在の神明崎に遷座され、今に至っている。
 境内には御祭神を祀った産霊(むすび)社と、気仙沼に海苔養殖と製塩技術を導入した、地元産業開発の祖といわれる猪狩新兵衛翁の御霊を祀る猪狩神社があり、どちらも手厚く保護されている。
 また、神社のすぐ下の神明崎先端にあたる場所には浮見堂と呼ばれるお堂があり、お堂の左右に伸びる朱に塗られた欄干がちょうど海の上に浮いているように見えるなど、深い森と青い海が調和し見事な風景を見せてくれる。
 夜になればこの浮見堂もライトアップされ、よりいっそう幻想的な雰囲気をかもし出す。
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2007/9/6


石井閘門 Ishii-koumon Ishii Locks

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 石井閘門(いしいこうもん)は、宮城県石巻市水押にある建造物である。国の重要文化財に指定されている。
 閘門とは、水位差のある川や運河などで船舶を通すために設ける水位調節機能を持つ施設で、2つの水門の間に船舶を入れる閘室を持っている。
 石井閘門は、北上運河の起点に水位調節のため建造された煉瓦閘門である。
 内務郷大久保利通の命を受け、内務省雇長工師のオランダ人ファン・ドールンが計画し、明治一三(1880)年、竣工した。
 明治政府が東北開発の拠点として建設を進めた野蒜(のびる)築港事業の代表的遺構であり、日本における近代閘門のさきがけである。
 石井閘門は、明治から大正にかけて全国に建造された近代閘門の規範を示すものとして、土木技術史上価値が高い建築物である。
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2007/8/31


佐久島 Saku-shima 

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 佐久島(さくしま)は、愛知県の知多半島と渥美半島に囲まれた、波穏やかな三河湾のほぼ真ん中に位置する、三河湾で最も大きい島である。本土側の一色港からおよそ10キロメートルで、一色港から定期船で約20分の距離にある。
 今から2500万年前に海中で堆積した島で、人が住むようになったのは紀元前3000年頃。古墳時代後期の古墳や縄文・弥生式の土器片などが出土している。
 海を生活の場として地域の文化を橋渡ししていた海部(あまべ)族の営みが、海運業として受け継がれたため、江戸時代には繁栄した。
 島の80パーセント以上が里山で、至るところで原風景を見ることができる。冬でもめったに降雪がなく、年間平均気温は15~17度と温暖な気候である。
 
 
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2007/8/20


貴船祭り Kifune-matsuri 

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 神奈川真鶴町で毎年七月二七、二八日に行われる「貴船祭り(きふねまつり)」は、神輿を乗せた船が海を渡り、豊漁や海運の安全を願う。日本三大船祭りの一つで、その歴史は一七世紀まで遡る。
 およそ一一〇〇年前、真鶴岬の沖合いから一隻の屋形船が流れ着き、それをある翁が見つけた。その船を調べてみると、木像一二体と書状が添えられてあり、翁と村民達は力を合わせ社を建造、鎮守の神として祀ったのが「貴船神社」と伝えられている。
 その後、船に神霊を移して港内の漁船や石船の祈祷をして回り、神輿が村を渡御する様になった。
 貴船神社から出された神輿は船に乗せられ、装飾を施した豪華な船など数隻を従えて対岸のお返殿に運ばれる。そこで一晩を過ごし、翌日になると周辺の町民に担がれ町内を一周、再び神社に戻る。
 神事舞踊や鹿島踊りの奉納で盛り上がるこの祭りは、平成八(1996)年に国重要無形民俗文化財に指定されている。
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2007/8/16


名振湾 Naburi-wan 

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 宮城県北部。東北一の大河と謳われる北上川の河口であり、太平洋へと流れ込む入り口となる追波湾(おっぱわん)から少し南に下った場所にあるのが、名振湾(なぶりわん)である。
 昔から周辺は魚介類の豊富な天然の良港であると同時に、沖に浮かぶ八景島などを始めとした景勝地としても知られている。
 その八景島は全島が原始林で覆われており、ユズリハやモチノキ、タブノキ、トベラなどの常緑樹が、落葉樹と交錯して育成しており、暖地性常緑樹群落の北限として国定天然記念物に指定されている。
 湾を含む周辺は牡鹿半島から連なるリアス式海岸の一角であり、湾周辺にも奇岩などが多く見られる。
 むき出しの大きな岩の頂上部だけにいくばくか生えている常緑樹はまるで自然が描き出した水墨画のような佇まいを覗かせてくれる。
 その後ろにはどこまでも広がる太平洋が控え、ポツリと浮かぶ八景島と、その後ろから立ち昇る朝日など、自然の景観美というものを思う存分、堪能することが出来る。
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2007/8/15


鵜ノ崎海岸 Unosaki-kaigan 

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 鵜ノ崎海岸は秋田県男鹿市船川港に位置する海岸である。
 男鹿国定公園の一部であり、男鹿半島南部から台島までの約1・5キロの地域をさす。日本の渚100選にも選ばれている風光明媚な場所。
 環状に広がる磯で、干潮時には全国でも珍しい200メートルほどの遠浅の岩場が広がり、貝や魚を取るなどの磯遊びができる。
夏場には海水浴やキャンプに訪れる観光客で賑わい、カップルや家族連れなど多くの人々が訪れる。
 夕暮れ時には海面全てが金色に輝き、岩場や波の影が連なる絶景を生み出し、男鹿半島でも屈指の夕日の眺望ポイントとして人気が高い。
 鵜ノ崎海岸は大人から子供まで、楽しむことができる海岸である。
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