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二上山(にじょうざん)は、標高五一七メートルの雄岳と雌岳の二峰からなるトロイデ式火山で、主に縄文時代、石器などの材料に使われたサヌカイトの産出地として知られている。この雄岳の山頂近くにあるのが、葛木二上(かつらぎふたかみ)神社である。地元では「権現さん」と呼ばれ、親しまれている。
この辺りでは「岳のぼり」という、雨乞いの年中行事がある。これは、二上山からの水を利用する山麓の人々によって、古くからおこなわれてきた風習である。春になり稲作を開始する頃、二上山に登り、雨乞いを祈願するというものである。
ご祭神は、別名・建御雷神(たけみかずちのかみ)とも呼ばれる豊布都御霊神(とよふつみたまのかみ)と、大国御魂神(おおくにみたまのかみ)である。御雷の名は雨を降らせる雷神のことで、雷は「神鳴り」ともいわれる。
社殿は昭和四九(1974)年に焼失してしまい、現在の建物は昭和五〇(1975)年に再建された。
この辺りでは「岳のぼり」という、雨乞いの年中行事がある。これは、二上山からの水を利用する山麓の人々によって、古くからおこなわれてきた風習である。春になり稲作を開始する頃、二上山に登り、雨乞いを祈願するというものである。
ご祭神は、別名・建御雷神(たけみかずちのかみ)とも呼ばれる豊布都御霊神(とよふつみたまのかみ)と、大国御魂神(おおくにみたまのかみ)である。御雷の名は雨を降らせる雷神のことで、雷は「神鳴り」ともいわれる。
社殿は昭和四九(1974)年に焼失してしまい、現在の建物は昭和五〇(1975)年に再建された。
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