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鳥取県八頭町(やづちょう)用呂(ようろ)の集落に「矢部家住宅」がある。鳥取県内で最古の民家だ。国の重要文化財に指定されている。
江戸時代に代々庄屋を務めてきた矢部家の屋敷で、江戸時代の初め、17世紀初頭に建築されたとされる。
茅葺きの大きな屋根を戴いた要り母屋造りの母屋は庄屋らしい堂々たる外観を持つ。梁行(はりゆき)は五間半。桁行(けたゆき)は十一間と規模も大きく格調の高い建物だ。間取りは当時の上層民家の典型である「広間型五間取」である。座敷の大きな囲炉裏が、江戸期の生活の様子を偲ばせる。
庭には樹齢およそ270年のヤブツバキがあり、冬には白、赤、桃色の花を咲かせる珍しい「咲き分け椿」が見られる。
江戸時代に代々庄屋を務めてきた矢部家の屋敷で、江戸時代の初め、17世紀初頭に建築されたとされる。
茅葺きの大きな屋根を戴いた要り母屋造りの母屋は庄屋らしい堂々たる外観を持つ。梁行(はりゆき)は五間半。桁行(けたゆき)は十一間と規模も大きく格調の高い建物だ。間取りは当時の上層民家の典型である「広間型五間取」である。座敷の大きな囲炉裏が、江戸期の生活の様子を偲ばせる。
庭には樹齢およそ270年のヤブツバキがあり、冬には白、赤、桃色の花を咲かせる珍しい「咲き分け椿」が見られる。
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