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「まさる」は、福島地方の正月にかかせない縁起物の玩具である。
竹弓の弓幹(ゆがら)に「福」と書かれた旗、そして弦にはウサギの白い毛がちょこんとついた素焼きの土鈴がついている。この土鈴を弦の上あげて、手を離すと「カラコロ」と素朴な可愛らしい音をたてて、ヒョコヒョコと降りてくる。
これを神棚に奉ると商売繁盛、五穀豊穣に恵まれると言われ、年末年始には福島県内の各地の露天で「去年にまさる、福まさる、買わんしょ、買わんしょ」というお囃子が聞こえてくる。「まさる」という名は、去年に「勝る」・福「勝る」、または「魔去る」、そしてうさぎの毛は「儲け」に由来するといわれる。
年末年始の福島稲荷神社の歳の市、旧正月の黒岩虚空蔵尊満願寺の十三参りと信夫山羽黒山神社の暁詣りなど、新年の幸を求めて沢山の人が買い求め、カランコロンと素朴で心地よい土鈴の音が響く。
竹弓の弓幹(ゆがら)に「福」と書かれた旗、そして弦にはウサギの白い毛がちょこんとついた素焼きの土鈴がついている。この土鈴を弦の上あげて、手を離すと「カラコロ」と素朴な可愛らしい音をたてて、ヒョコヒョコと降りてくる。
これを神棚に奉ると商売繁盛、五穀豊穣に恵まれると言われ、年末年始には福島県内の各地の露天で「去年にまさる、福まさる、買わんしょ、買わんしょ」というお囃子が聞こえてくる。「まさる」という名は、去年に「勝る」・福「勝る」、または「魔去る」、そしてうさぎの毛は「儲け」に由来するといわれる。
年末年始の福島稲荷神社の歳の市、旧正月の黒岩虚空蔵尊満願寺の十三参りと信夫山羽黒山神社の暁詣りなど、新年の幸を求めて沢山の人が買い求め、カランコロンと素朴で心地よい土鈴の音が響く。
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