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江島法印神楽(えのしまほういんかぐら)は、宮城県牡鹿郡の江島地区に伝承されている神楽である。
大正八(1919)年、当時の江島区長が、登米地方から師匠を呼び、神楽を習わせたのが始まりとされている。
岩手県南部から宮城県北部に伝えられた戸倉流神楽と、隣接する地区の寺崎流神楽の流れを汲むものとされ、四方を海に囲まれるという江島の地理的条件から、他地方では根絶した型や曲目が良く保存されている。
本来なら修験者である法印たちの五穀豊穣や無病息災などの祈祷の儀式である法印神楽だが、漁師の多い江島においては、冬場の荒れた海に船を出せず、波が落ち着くまでの間、娯楽の一つとして舞われていたという。
古代布の装束を着け、「古事記」を題材にした一五番の演目を神言風という詞章を唱えて舞う。
浜の気性を感じさせる力強い演舞は、他の神楽とは一線を画すものであり、県の無形民俗文化財に指定され、保存会によって今も大切に伝えられている。
大正八(1919)年、当時の江島区長が、登米地方から師匠を呼び、神楽を習わせたのが始まりとされている。
岩手県南部から宮城県北部に伝えられた戸倉流神楽と、隣接する地区の寺崎流神楽の流れを汲むものとされ、四方を海に囲まれるという江島の地理的条件から、他地方では根絶した型や曲目が良く保存されている。
本来なら修験者である法印たちの五穀豊穣や無病息災などの祈祷の儀式である法印神楽だが、漁師の多い江島においては、冬場の荒れた海に船を出せず、波が落ち着くまでの間、娯楽の一つとして舞われていたという。
古代布の装束を着け、「古事記」を題材にした一五番の演目を神言風という詞章を唱えて舞う。
浜の気性を感じさせる力強い演舞は、他の神楽とは一線を画すものであり、県の無形民俗文化財に指定され、保存会によって今も大切に伝えられている。
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