NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/8


音止めの滝 Otodome-no-taki 

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 音止めの滝(おとどめのたき)は、静岡県富士宮市にある落差25m、幅5mの滝である。日本の滝百選のひとつに選ばれている。
 芝川本流の滝で、豪快で雄雄しい姿をしている。幅の狭い樋のような岩場から一気に落ちており、台地を挟んで同じく滝百選の落差20m、幅200mの白糸の滝と並んでいる。
 落差は白糸の滝よりは少し高めで、水量も豊富にあり、二つの滝は好対照を成している。
 滝の名は、建久四(1193)年の曾我兄弟の仇討ちの際にこの滝の音が一時止まり、仇討ちの相談が出来たという伝説に由来している。
 付近には曽我兄弟の隠れ岩、兄弟の仇である工藤祐経の墓、源頼朝が鬢の乱れを直したという泉が存在する。
 音止めの滝は、豪快で勇壮な名瀑である。
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2008/7/9


五色ケ滝 Goshikiga-taki 

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 五色ヶ滝(ごしきがたき)は、山梨県韮崎市の西方にある滝で、南アルプスの前衛、鳳凰三山を源流とし、小武川に注ぐドンドコ沢にかかる。
 落差が70mほどもある大きな滝で、絶壁から二段になって落ちる段瀑となっている。
 鳳凰三山への登山道の途中にあり、登山者達も休憩がてら立ち寄る場所で、下流には南精進ヶ滝と鳳凰の滝、白糸の滝がある。
 標高2000mを越える高地に位置するにもかかわらず水量は豊富で、豪快ともいえる瀑容を見せてくれる。
 滝壺はないが周囲は傾斜も少なく、開けているため、すぐそばまで近づいていろいろな角度から楽しむことができるのも特徴で、白い岩盤にヴェールをかけるように白瀑が滑り降りていく様を真下から見上げれば、よりいっそうの迫力を味わえるだろう。
 また、秋になれば周辺の木々が色付き、白い滝に五色の名のとおりの様々な色が加わって彩りあふれる瀑容を見せるなど、その時々で様々な魅力を放つ名瀑である。
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2008/7/2


小武川渓谷 Komukawa-keikoku 

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 小武川渓谷(こむかわけいこく)は、山梨県の甲府盆地の北西、鳳凰三山の東麓にあり、同山を源流とする小武川が流れる渓谷だ。
 甘利山を源流とする「ゴア沢」と小武川が交差する地点の上流およそ6kmほどの渓谷で、南アルプスの前衛である鳳凰三山の登山口がある。
 標高1000m近い高地にあるが、登山口にはキャンプ場もあり、山へのアプローチのために訪れる人も多い場所であり、また、紅葉の名所としても知られている。
 季節になれば、渓谷に広がるナナカマドやカラマツの紅葉が、無数に転がる白い岩と清流を美しいまでに染め上げる。
 上流には小武川の支流が流れるドンドコ沢や南精進ヶ滝、鳳凰の滝、白糸の滝、五色ヶ滝などのいずれも数十メートルの落差を持つ滝もあり、季節を問わず、山と渓谷が織り成す大自然を堪能できるだろう。
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2008/3/6


常清滝 Jousei-taki 

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 常清滝(じょうせいたき)は、広島県三次市作木町下作木にある落差126mの滝である。日本の滝百選のひとつに選ばれている。
 江の川の支流、作木川のさらに支流にかかる滝で、中生代白亜紀中期に噴出したとされる流紋岩の断崖にかかり、春の新緑、夏の涼風、秋の紅葉、冬の凍結と四季を通じて美しい姿が見られる。
 瀑水は三段に分かれ、上が落差36mで荒波、中が落差69mで白糸、下が落差21mで玉水と名付けられている。
 大きな落差がありながら、滝壺がほとんど発達していない事も常清滝の特徴で、滝より上流の流域は極めて狭いため、水量は少ない。
 しかし、ひとたび大雨が降るとたちどころに水量を増し、寒波がくると凍結するなど、その表情が多彩に変化するのがこの滝の最大の魅力と言える。
 常清滝は、豊富な緑と美しい渓流を持つ瀑布である。
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2007/12/26


通潤橋 Tsuujunkyou 

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 通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県上益城郡山都町長原にある全長79・64m、橋幅6・65m、橋高21・43mの橋である。国の重要文化財に指定されている。
 通潤橋は、嘉永七(1854)年、阿蘇外輪山の南側、熊本県上益城郡山都町の五郎ヶ滝川の谷に架けられた橋で、時の惣庄屋・布田保之助が、水の便が悪く、農業用はもとより飲料水にも事欠く白糸台地の人々の暮らしを良くするため、築造された石組みによる用水の水路橋とされる。水路橋というのは人を渡す橋ではなく、水を渡す橋である。
 通潤橋は、橋の上に石造パイプを3列並べた通水管を通し、水を渡している。橋の部分が低くなっており、サイフォンの原理で水を押し上げている。これは、当時としては画期的な方法で設計された橋といえる。
 通潤橋は、水路橋としては日本一の規模を誇る、当時の技術の粋を凝らして作られた橋である。
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2007/8/24


銀河の滝 Ginga-no-taki 

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 北海道のほぼ中央、石狩川によって作られた柱状節理の絶壁が続く、層雲峡にある銀河の滝(ぎんがのたき)。滝に向かい、右手にある流星の滝とあわせて、日本の滝百選に選ばれている。層雲峡へは旭川市内から国道39号線を北見方面に向かう。
 銀河の滝は、落差120mの柱状摂理の岩肌を、水が幾重にも分かれて白糸のように穏やかに流れ落ちてくる。その様から、雌滝とも呼ばれている。一方、90mの落差から、真っすぐに流れ落ちる流星の滝は雄滝と呼ばれ、タイプの異なるふたつの滝は同時に語られる事が多い。
 遊歩道から見上げる眺望には、流れ落ちる落差から驚きを感じさせる迫力があるが、少し登ったところにある双瀑台からの眺めは更に見事であり、より雄大さを感じることができ、銀河・流星の両滝を同時に見る事ができる。
 冬には結氷する銀河の滝、春の新緑・秋の紅葉と、どのシーズンに訪れてもその時々で、異なる驚きと美しさを与えてくれるだろう。
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流星の滝 Ryuusei-no-taki 

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 旭川市内から国道39号線を北見方面に向かい、大雪山国立公園層雲峡渓谷にある滝が流星の滝(りゅうせいのたき)である。
 流星の滝は、90mの落差から垂直に力強く流れ落ち、石狩川へと流れ込む。その勇壮な迫力ある姿から雄滝とも呼ばれる。その雄滝に対して、雌滝と呼ばれる銀河の滝が、流星の滝の左手に見える。
 銀河の滝は落差120mの高さから、層雲峡の柱状節理の岩肌に沿い、水が白糸のように覆いながら流れ落ちてくる。ふたつの滝をあわせて、日本の滝百選に選ばれている。北海道では他に5ヵ所の滝が選ばれている。
 最初、目にする遊歩道からの眺めも迫力があり素晴らしいが、少し登ったところにある双瀑台からふたつの滝を同時に眺めると、層雲峡の自然を身近に感じながら、より見事な滝の姿に出会う事ができる。
 流星・銀河の滝ともに、冬には結氷し姿を変えるが、新緑の頃、紅葉の頃、いつ訪れても見事な姿を楽しませてくれる滝である。
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2007/6/22


北海道 白髭の滝 Hokkaidou Shirohige-no-taki The Shirohige-no-taki Waterfall

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 北海道上川郡美瑛町。そこを流れる美瑛川にかかる白髭の滝(しろひげのたき)。
 30mの落差があり、断崖の岩肌を縫うように、数十本の白い筋が美しい糸を引いて美瑛川へと落ちていく。
 この滝は潜流瀑(せんりゅうばく)と分類される滝で、川の水が流れ落ちるのではなく、地下に浸透した水が滝上部の断崖の裂け目から流れ落ちている。同じような滝として、本州の白糸の滝が有名だが、北海道では珍しい。
 さらに特徴的なのが、滝が落ち込む美瑛川の水の色である。
 まるでどこかで絵の具を溶かして込んでいるのではと思わせるほどの、鮮やかなコバルトブルーがとうとうと流れている。
 この蒼(あお)が、秋になるとさらに魅力を増す。岩肌から流れ出る幾筋もの白、そして鮮やかなコバルトブルー。二つの色が混ざりこむのを見るのと同時に、両岸に鮮やかに広がる赤や黄色の紅葉が視界に飛び込んでくる。
 大自然の作り出す色には、とてもかなわない。
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